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モロッコ旅行🇲🇦 一日のはじまりに(Part.1)

今回の旅、宿がすべて最高でした。
宿はすべてAirbnbで予約していきましたが、だいたい1泊1人あたり1500~2000円くらい。最後のマラケシュ1泊のみ3500円ほどでしたが、それでも値段相応、最後の贅沢として完ぺきだったので良しです。地球の歩き方にはもっと安い宿もあると書かれていましたが、安心と安全をこの程度のお金で買えるならいいかな〜と。相方はともかく、わたしは海外旅行初心者だし。

どの宿の人もとっても優しくて、部屋も素敵で、あったかいお湯が出て、結果として今回の旅の楽しみの大きな要素になったので、大成功だと思います。

これはフェズの宿。迷子になったり帰り道あやしげな路地を通ったりしてへとへとになっても、あたたかくて素敵な宿に戻れば全て吹っ飛びます。あーー可愛い。

あやしげ。
まあね、ここはちょっと怖かった。3泊もしたので慣れたけど……。

この景色だけで、もう既にプライスレス。
これはメクネスですが、どの宿にも屋上にテラスがありました。
日が昇る頃(この時期の日の出は7時半頃でした。)、眠い目をこすってテラスに上がれば、そこには薄くぼんやりと明るい空に沈んだ旧市街の街並み。
こんなところで携帯なんてもったいない気がして、持ってきた地球の歩き方でちょっとフランス語を覚えたり、モロッコの歴史を勉強したりしていると、だんだん、何となくぽかぽかとしてきます。

この、日が昇る数分間だけの、黄金色のはちみつに満たされる時間が、ほんとうに至福のひとときでした。

相方はすやすや寝ていたけれど。(ちょっと起こしてごめん。)

こちらはフェズ。日が昇り、どこかからカチャカチャと朝ごはんを用意する音が聞こえてきます。なんとなくいい匂いもするような……。
しずかで穏やかな時間です。

……そう。

朝ごはん!!!

ほんとうに、朝食が毎回めちゃくちゃおいしかった!
まずこの値段で無料朝食付きというのがびっくりなんですが、味も内容も最高。朝からおなかいっぱいになるまで食べてしまいました。

これはフェズの宿。(さっきからフェズの画像多めですね……。なんでかっていうと、フェズは街歩きで迷いまくって疲れてしまって、宿が完全にオアシスだったからです。は〜〜〜すき……と思いながらめっちゃ写真撮った。)

どの宿もだいたいパンとモロッカンパンケーキ数種類にジャム数種類、たっぷりのミントティと、搾りたてのオレンジジュース(最高においしい)が付いてくるのが基本。
加えてこの宿はテラスの心地よい風と眺め付き!ほんと、フェズはこの宿だったから頑張れたところ、正直あります。

Dar Saray

Zankat Fouah Cherabliyin N3 Talaa Kabira، Fes 30000 モロッコ
+212 5356-38576

booking.comでも予約できるみたいです。
ホストさんはクリアな英語を話すご夫婦、ですが、この宿は別荘なので、現地ではフランス語とアラビア語を話すKareemaさんが対応してくれます。朝ごはんにはSaidさんも手伝いで来ていました。お二人ともとってもチャーミングな方で、言葉が通じないながらもどうにかこうにか意思疎通しました。

朝食おいしかったので、2人に行き渡るように2枚コインを置いてったら、「忘れ物だよ!(推定)」とわざわざ部屋ノックされて返されました。えっ…………????(フェズでタクシー運転手にチップ要求されて「ごめんなさい無いですマジで」って言って逃げたんですけど、このときKareemaさんは迎えに来てくれていて、何か運転手に「やめなよ」的なことを言ってくれていたように思えました。お金ない可哀想なガールズだと思われていた説あります。)

くっ、わたしもフランス語が話せるようになれば、この素敵な方々とも話に花咲かせられるのか……いいな……フランス語勉強しよ……と不純な動機を高まらせるなどしました。(その前に院試 ウッ)

好きが強いと長くなっていけませんね。というか愛が強すぎてお役立ち情報まで載せちゃったよ。旅のお役立ち情報は、友人えだまめのnoteをご覧下さい(n回目)

続いてこちらは初日マラケシュの宿。ここのみ朝食は有料で、1人5€でした。今思うとちょっと高いか……。でもおいしかったので良いです。
ヨーグルトとフルーツカクテルが出てきたのは、この宿だけでした。

このヨーグルト、陶器にゼリーのように固められてできているのですが、これどうやって作ってるんだろう……自家製ヨーグルトってことでしょうか。街中にも、グラスに固められたヨーグルトをよく見かけましたが、あれは持ち帰りOKなのかな。容器は返却?
めちゃくちゃあまくておいしかったです。ただしこの後、わたしの腸内フローラが革命を起こしていく感じがしました。具体的には2日ぐらいずっとお腹の中が鳴ってた。えぐい音で。
まさかモロッコでお腹を壊さなかったのはこいつのおかげか……?

打って変わってフルーツカクテルのほうは、さっぱりした果物の味。いちごやバナナ、リンゴが入っていて、酸味の効いた濃い味です。すき……。

真ん中の平べったいものは、バターたっぷりで焼いた薄くてもちもちしたクレープを層にした感じです。ムスンメンと言うそう。モロッコの朝食では、必ずと言っていいほど食べました。味は付いていないので、ジャムを付けて食べる……これが……おいしい……。

写真は無いんですが、2泊3日の砂漠ツアーで食べた朝食も、モロッカンパンケーキにアラビアパン(ホブスと言います。後でまた書きます)、ジャム数種類にコーヒーやオレンジジュースのビュッフェ形式でした。ムスンメンにバターと蜂蜜をかけて食べるのが最高においしくて、しかもおかわり自由なのが嬉しくて、本当にめちゃめちゃ食べました。ツアーに来ていた一人旅の日本人学生に引かれた。いやあの人は少食すぎるんだよ……。

このあと山道をミニバスで行くのもね、まあわかってたんですけど、直近の欲望を満たしたかったんですよね。

実際わたしはミニバスもアトラス越えもラクダも余裕のよっちゃんだったんで、ノープロブレムです。我ながら頑健で本当によかった〜〜!

まあそんなわけで、長くなりすぎたので朝食第1弾は終わりです。次回、朝食第2弾 ~いったいタジンはいつ出てくるのか~ お楽しみに!

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