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レベルの違い

どーも、やもとです。
本日は入力や出力での音の大きさ(レベル)の違いについて
書いていこうと思います。

1.音声信号のレベルについて

音響の音声信号で扱うレベルには大きく2つのパターンが存在します。
それが「マイクレベル」「ラインレベル」です。
どちらもオーディオ信号の電圧レベルで、電圧はかなり異なるので
理解して使用することが大切です。
・マイクレベル
またはマイクロホンレベル信号とは、マイクロホンが音を収音した際に発生させる電圧のことで、通常はわずか数千分の1ボルトです。またこの電圧は収音する音のレベルと距離に応じて変化します。マイクレベルは通常-60〜-40 dBuの範囲です。 (dBuとdBVは音響機器に用いられる電圧の単位です。)
・ラインレベル
ラインレベル信号は約1ボルトで、これはマイクレベル信号の約1000倍の強さにあたります。そのため、基本はこの二つの信号が同じ入力を使用することはできません。
ラインレベルには二つのスタンダードがあります。
・-10 dBV、一般機器用(MP3やDVDプレーヤーなど)
・+4 dBu、プロ機器用(ミキサー卓やシグナルプロセッサーなど)

2.機器での違い

マイクレベルの入力は通常はXLRコネクター(通称キャノンタイプ)で、ラインレベルの入力は通常RCAジャック、フォーンジャック、3.5mmフォンジャックのようにだいたい決まっております。
よく目にするワイヤードで繋がったいわゆる有線マイクで使用されるレベルはマイクレベルです。マイクレベルは非常に小さいのでラインレベル信号まで引き上げなければいけません。一般的には、音響ミキサーを使用してプリアンプという増幅機器を通してスピーカーから音を鳴らします。
反対に楽器や、音響や映像機器から出力される信号はラインレベルであり、それに対応する入力をすることが大切です。オーディオインターフェースなどの機器を使用してこのレベルのミスマッチを自宅でも簡単に合わせることもできます。
レベルのミスマッチがおきると、音が歪む、割れる、ノイズが増えるなどのトラブルが起きてしまいます。音響業務ではダイレクトボックスやトランスボックスを使用したりしてこのミスマッチをできるだけ少なくするようにしています。

3.今回のまとめ

・音響機器には「マイクレベル」と「ラインレベル」がある
使用する機器がどちらなのか把握しておこう!
・それぞれにマッチした接続を行うこと
ミスマッチがおきてしまえばトラブルが増えてしまう!

以上であります。
最近は配信での現場も増え、忙しさがそれなりに戻りつつあるので
なかなかさぼりがちでした、、、
これからも不定期更新な気がしまくりますが頑張ります。
ではまた。



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