芸能ゴシップにはあまり興味がなかったので、ガーシー氏のチャンネルは視聴した事がありませんし、記事で話を聞く程度でした。
しかし、この話を知って、ちょっと考えが変わりました。
このブログの文章は、浜田聡NHK党議員の参院本会議での発言の為、転載しても問題ないでしょう。
ガーシー議員がcolabo問題を追及していて邪魔だから、除名して質問主意書を提出できなくしようとする謀を立憲民主党が張り巡らせている。
なおcolaboは共産党との繋がりが深いそうですので、共産党もこの件には一枚嚙んでいる事になります。
ガーシー氏に秘密を暴露された三木谷浩史氏、綾野氏所属の芸能事務所トライストーン社長山本又一郎氏の両氏が内閣官房副⾧官木原誠二氏と親密で、帰国すると国家権力により不当な拘束を受ける危険性を排除できない為、帰国登院できない。
事実だとしたらとんでもない話です。
またこの見解が正しいなら、執拗に帰国を求めた国会、それを『背後関係と事情を一切伏せて』報道して世論を作ろうとするマスコミ、立憲民主党の急かすような除名を通そうとした姿勢は、極めて問題です。
これは支持政党や党派性に関係ありません。
民主主義そのものを破壊する暴挙です。
この話の怖ろしいところは、結局、ガーシー氏は除名されて議員の地位を失ったわけですが、その後、警視庁が逮捕する気満々で、名誉毀損と脅迫罪の嫌疑が掛かっているだけの人間を相手に、国際指名手配をするという異常な行動に出た事です。
見ての通りで、全て大型の事件と凶悪事件ばかりで、名誉毀損と脅迫罪のような罪状での手配犯は誰一人としていません。
そもそも、週刊誌は芸能ゴシップでえげつない記事を頻繁に掲載していますし、事実無効の悪質なデマのケースも多々含まれており、報道された芸能人が酷い被害に遭う事もざらですが、それでも、民事事件の名誉毀損裁判を週刊誌が起こされたという話は聞いても、刑事裁判化したというケースは、聞いた事がありません。
脅迫に関しては、冒頭でも触れたとおり、動画を視聴していない為、どのような行為が行われたのか、詳細は存じませんが、仮に脅迫罪での起訴が可能な内容が含まれていたのだとしても、その事は、名誉毀損での刑事告訴の受理とは当然別枠です。
週刊誌ですら名誉毀損で刑事告訴されていないのに、ガーシー氏が刑事告訴されている時点で、やはり、警察の動きが不自然と言わざるを得ません。
と、なってくると、浜田聡参院議員の弁明演説の内容が、事実だったという事になってくるのかな、という話になります。
これは恐ろしい話ですよ。
ただ、浜田議員の話に沿うと、木原官房副長官が警察庁に対して、ガーシー議員を取り締まるよう指示を出した、という事になるのですが、果たしてそんな事が可能なのかな、という疑問符が付きます。
現在、官邸は官僚の人事権を握っている為、中央省庁の官僚達は官邸の言いなりになっていると言われ、それが官僚側による官邸への忖度問題を引き起こしているとも言われているわけですが、警察絡みであれば、中村格氏が官邸の指示を受けて、逮捕状の執行停止をして揉み消したり、逆に不当逮捕したとする疑惑が報じられているわけですが、この際に指示の出元として疑われていたのは、当時官房長官だった菅義偉氏です。
従って浜田議員の主張が正しいとすると、警察を動かしているのは、木原官房副長官ではなく、もっと上の人、という事になります。
それが誰なのかは当然わかりません。
そうなってくると、浜田議員の主張が大筋で正しいとしても、真相は少し違うのではないか、という話になってくるわけです。
ガーシー氏に関して当初噂されていたのは、大物政治家や大物財界人らにアテンド(※男性に女性を紹介する事)をした経験があり、彼らの弱みを握っているのではないか、というものでした。
実際、女性をアテンドされた経験がある政治家や財界人達の中には、接待等で女性をアテンドされている為、そのセッティングをした大元が誰なのか知らなかったり、その種の界隈繋がりでガーシーが自分の弱みを握っているのではないかと不安になったり、疑心暗鬼が広がって行き、自分の弱みをチャンネルで暴露されるのではないかと、気が気でないという人達がかなり出ていたのではないか、という話もあるようです。
つまり、そういった人達が、自分の弱みをチャンネルで暴露される前に、ガーシー氏を逮捕して、チャンネルで暴露放送できないように阻止しようとしたのではないか、という話になってきます。
その場合、警察に指示を出したのは、大物政治家という事になります。
現在囁かれている噂の有力な線はこちらのようです。
これが真相だとしたら、実に後味の悪い事件です。
警察が大物政治家にとって邪魔な人間を排除する為の道具として私物化されている事になりますし、また、立憲民主党と共産党は、colaboを追及する構えを見せている人間が邪魔だというので、除名に賛成して、その人物を自民党が排除する事を黙認した、という事になります。
これがまともな民主主義国のやる事なのでしょうか?
権力にとって邪魔な人間を警察に逮捕させる等というのは、共産国や全体主義国で行われている事であって、民主主義国にあっては、決してあってはならない事です。
安倍元総理銃撃死事件以降、嫌な出来事ばかり起きて、この国の暗部がこれでもか、これでもかと出てきて、本当に嫌な気分になりっぱなしですが、この問題でも「日本の議会政党がまともに民主主義を守らない人達で固められている」現実を突き付けられたのには、流石に参りました。