見出し画像

ADHDの世界をのぞいてみる?病みサーには仲間がいるよ!

今日は、発達障害の世界を少しお見せします。

発達障害への認識は着実に浸透していますが、理解されにくい側面も多く存在していることは事実です。

この記事で、ADHDと呼ばれる発達障害(注意欠陥障害・多動性障害)を筆者の体験談をもとにその広いスペクトラムを解説します。

✅発達障害の仲間がたくさん集うDiscord通話コミュニティサーバー「病みサー」についても、詳しくご紹介しますね!


発達障害であるADHD

通称ADHDと呼ばれる注意欠陥・多動性障害は、多くの人が子どもの頃に診断され、大人になっても持続する可能性のある発達障害です。

ADHDの特徴として、不注意多動性衝動性という3つの主要な症状を有しています。これらはさらに、不注意型多動・衝動型混合型の3つのタイプに分けられます。

ADHDに見られる行動

  • 集中してタスクを続けることが困難

  • 常に動き回って落ち着きがない

  • 衝動的で、後先考えずに行動する

  • 時間管理や整理整頓が苦手

  • 始めたことを最後までやり遂げるのが難しい

近年では、大人になってから自分がADHDであると気づく大人のADHDというものも話題になっていますね。

✅編集者も大人になってからADHDの診断を受けました。ショックもありましたが、今までの行動は発達障害によるものだったのだという安心感を同時に覚えました。中でも衝動性がとくに高く、社会生活を送るのが非常に困難でした。

ADHDに治療法はあるの?

ADHDの治療アプローチには、薬物療法心理社会的療法、家庭の対策などがあります。この章で、それぞれポイントを押さえて解説しますね。

薬物療法

  • 刺激薬のメチルフェニデート(コンサータ)は、脳内の神経伝達物質を調整し、注意力を高め、多動性や衝動性を減少させるために使用されます。

  • 非刺激薬のアトモキセチン(ストラテラ)は、脳内のノルアドレナリンのバランスを調整し、ADHDの症状を和らげます。

  • 新薬のグアンファシン(インチュニブ)は、血圧を下げる効果を持つ薬ですが、ADHDの症状管理にも効果があるとされています。

✅編集者の経験上、コンサータは衝動性を抑えることに向いていますが、離脱症状もきつく、依存性はかなり高いと思います。
また、不注意への多少の効果はあるものの、時間管理には全く効果を感じられませんでした。

一方、インチュニブは身体全体がだるくなる感じでした。衝動性や多動性は収まりますが、ひたすらしんどかった記憶があります。

行動療法

行動療法は望ましい行動を強化し、問題のある行動を減らしていく方法です。親や教師も戦略を学ぶことができ、子どものサポートに役立てることができます。

認知行動療法(CBT)

認知行動療法(CBT)はネガティブな思考パターンを認識し、より建設的なものに変える手助けをする心理療法の一つです。

行動療法と異なる点として、認知行動療法では内的な事情を抽象概念に置き換え、自尊心や不安をそのまま扱います。

✅編集者の経験上、認知行動療法は特に時間の管理やタスクの管理などに有効です。現状、時間やタスクの管理などは薬物療法だけの治療では難しいと思っています。

認知行動療法に関しては、こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。

生活スタイルと家庭の対策

安定した日常ルーチンとして、健康的な食事十分な運動睡眠、そしてストレス管理技術もまた、ADHDの症状を管理するのに役立ちます。

発達障害は長く持続する可能性があるため、すぐに治る状態ではありません。しかし、適切な治療と支援があれば、健全な方法で症状を管理し、生活の質を向上させられます。

重要なのは、個々のニーズに合わせた治療計画を立てること、家族や友人がそのプロセスに積極的に関与することです。

他の発達障害の種類と症状

発達障害はADHDに限りません。

  • 自閉症スペクトラム障害(ASD)

  • 学習障害(LD)

  • 発達性言語障害

など、さまざまなタイプが存在します。

自閉症スペクトラム障害(ASD)

ASDは社会的コミュニケーションや繰り返しの行動、興味の制限などに困難が伴います。ASDの症状は人によって大きく異なり、治療は個々のニーズに合わせて多岐にわたります。

学習障害(LD)

LDは読み書き、計算、聞くこと、話すこと、理解などの基本的な学習スキルに影響を及ぼす可能性が高いです。これらの困難は、特定の教育戦略と支援によって克服されることがあります。

発達性言語障害

言語障害は、言語の理解や使用に困難が伴います。言語療法を通じて、これらのスキルを改善できるとされています。

発達障害には様々なタイプがあり、これらの障害もまた、個々の特性を理解し、適切な支援を提供することが重要です。

「病みサー」には発達障害の仲間がいる

「病みサー」とは、オンライン上でメンタルヘルスの問題を抱える人々が集い、経験を共有し、支え合う、Discord通話コミュニティサーバーです。

発達障害で悩む人もたくさんいるので、よかったら参加してみてください。

まとめ

発達障害にとって必要なのは、周りの理解と支援です。

もちろん、社会全体でこれらの障害を持つ人たちを受け入れ、必要に応じて療育や支援を提供し、充実した生活を送れるようサポートするのも大切ですね。

次回は、より詳しく発達障害の世界を記事にできたらと思います。

※本記事は当事者の経験をもとに一般的な情報提供を目的としており、専門的な医療アドバイスではありません。治療法や処方に関する決定は、医療専門家と相談し、個々のニーズに基づいて行うようお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?