ADHDの世界をのぞいてみる?病みサーには仲間がいるよ!
今日は、発達障害の世界を少しお見せします。
発達障害への認識は着実に浸透していますが、理解されにくい側面も多く存在していることは事実です。
この記事で、ADHDと呼ばれる発達障害(注意欠陥障害・多動性障害)を筆者の体験談をもとにその広いスペクトラムを解説します。
発達障害であるADHD
通称ADHDと呼ばれる注意欠陥・多動性障害は、多くの人が子どもの頃に診断され、大人になっても持続する可能性のある発達障害です。
ADHDの特徴として、不注意、多動性、衝動性という3つの主要な症状を有しています。これらはさらに、不注意型、多動・衝動型、混合型の3つのタイプに分けられます。
ADHDに見られる行動
集中してタスクを続けることが困難
常に動き回って落ち着きがない
衝動的で、後先考えずに行動する
時間管理や整理整頓が苦手
始めたことを最後までやり遂げるのが難しい
近年では、大人になってから自分がADHDであると気づく大人のADHDというものも話題になっていますね。
ADHDに治療法はあるの?
ADHDの治療アプローチには、薬物療法、心理社会的療法、家庭の対策などがあります。この章で、それぞれポイントを押さえて解説しますね。
薬物療法
刺激薬のメチルフェニデート(コンサータ)は、脳内の神経伝達物質を調整し、注意力を高め、多動性や衝動性を減少させるために使用されます。
非刺激薬のアトモキセチン(ストラテラ)は、脳内のノルアドレナリンのバランスを調整し、ADHDの症状を和らげます。
新薬のグアンファシン(インチュニブ)は、血圧を下げる効果を持つ薬ですが、ADHDの症状管理にも効果があるとされています。
行動療法
行動療法は望ましい行動を強化し、問題のある行動を減らしていく方法です。親や教師も戦略を学ぶことができ、子どものサポートに役立てることができます。
認知行動療法(CBT)
認知行動療法(CBT)はネガティブな思考パターンを認識し、より建設的なものに変える手助けをする心理療法の一つです。
行動療法と異なる点として、認知行動療法では内的な事情を抽象概念に置き換え、自尊心や不安をそのまま扱います。
認知行動療法に関しては、こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
生活スタイルと家庭の対策
安定した日常ルーチンとして、健康的な食事、十分な運動、睡眠、そしてストレス管理技術もまた、ADHDの症状を管理するのに役立ちます。
発達障害は長く持続する可能性があるため、すぐに治る状態ではありません。しかし、適切な治療と支援があれば、健全な方法で症状を管理し、生活の質を向上させられます。
重要なのは、個々のニーズに合わせた治療計画を立てること、家族や友人がそのプロセスに積極的に関与することです。
他の発達障害の種類と症状
発達障害はADHDに限りません。
自閉症スペクトラム障害(ASD)
学習障害(LD)
発達性言語障害
など、さまざまなタイプが存在します。
自閉症スペクトラム障害(ASD)
ASDは社会的コミュニケーションや繰り返しの行動、興味の制限などに困難が伴います。ASDの症状は人によって大きく異なり、治療は個々のニーズに合わせて多岐にわたります。
学習障害(LD)
LDは読み書き、計算、聞くこと、話すこと、理解などの基本的な学習スキルに影響を及ぼす可能性が高いです。これらの困難は、特定の教育戦略と支援によって克服されることがあります。
発達性言語障害
言語障害は、言語の理解や使用に困難が伴います。言語療法を通じて、これらのスキルを改善できるとされています。
発達障害には様々なタイプがあり、これらの障害もまた、個々の特性を理解し、適切な支援を提供することが重要です。
「病みサー」には発達障害の仲間がいる
「病みサー」とは、オンライン上でメンタルヘルスの問題を抱える人々が集い、経験を共有し、支え合う、Discord通話コミュニティサーバーです。
発達障害で悩む人もたくさんいるので、よかったら参加してみてください。
まとめ
発達障害にとって必要なのは、周りの理解と支援です。
もちろん、社会全体でこれらの障害を持つ人たちを受け入れ、必要に応じて療育や支援を提供し、充実した生活を送れるようサポートするのも大切ですね。
次回は、より詳しく発達障害の世界を記事にできたらと思います。
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