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久しぶりに英検1級の面接を受けてきたよ!(第1話)



はじめに

わたくし闇川サロンパスりこてょ(以下闇川)は2024年3月に英検1級の2次試験(面接)を数年ぶりに受けてきて合格を頂いてきました

ご存知の通り(?)、1次試験のライティング満点達成が闇川の目標だったので、実は当初は2次試験には行かないつもりでした

それに、英検1級の2次試験は決して簡単な試験ではないことを闇川自身、過去の経験から身をもってよく知っていたからです

帰国子女や普段英語をバリバリ話すスピーキングガチ勢では限り、生半可な準備では余裕で落ちます

ましてや、スピーキングの内容は社会性を帯びたものを話す必要があります

基本的には今の闇川は普段の生活の中で英語を話すことはほとんどありません
自宅でたまに気が向いたら英文を音読するぐらい
オンライン英会話もほとんどやったことがない
スピーキングに関してはそもそもあんまり興味がなくて、試験対策など必要に駆られないと話す機会がありません

2次試験に行ってみる?

待ちに待った英作文の結果発表

2024年2月5日、月曜日
この日は2023年度第3回実施 英検1級の一次試験の結果発表日

普段通り朝から出社していた闇川

お昼過ぎ、社員食堂に行くふりをしてその辺の空いている誰もいない会議室に忍び込む
自身のスマホを開き、恐る恐る結果発表を英ナビのサイトで確認する闇川

数分後

長年の目標だった英検1級のライティングで満点が取れていたことを確認した闇川は何とも言えない達成感と湧き上がる喜びを噛み締めていました、報われたんだ、と

そのせいで午後の業務はほとんど手につかず上の空

後輩たちにミスを指摘される始末

その夜


2次試験どうする?
という気持ちが徐々に湧いてきました

かつて経験した英検1級面接試験の記憶を思い出してみる

2次試験のあの独特な緊張感
控室の時点から漂うあの張り詰めた空気
タイムキーパー含め3対1の数的不利な状況での英語スピーキング
屈強な面接官2人からの私を見つめるあの鋭い眼差し
たった準備時間1分での2分間の即興スピーチ
スピーチ終了後に即座に突入する容赦ない質疑応答

思い出しただけで身が縮こまります

別に行かなくても良いよね、目的は達成したのだし

しかし、この日の闇川は違いました

ライティング満点を達成した充実感と自信からなのか
「久しぶりに面接受けてみてもいいんじゃね?成長してるかも?」
と、普段ではまず起こらない思わぬ積極性を発揮したのです

試験日は3月3日の日曜日か、1ヶ月ぐらい準備期間があるなぁ

「行ってみる?」

前に受けた時は対策したにもかかわらず思うようにスピーチができなくてQ&Aでスピーチでの曖昧点をめちゃくちゃツッコまれたよね

よし、スピーチだけは1ヶ月間できるだけ練習していこう
Q&Aは当日何とかなるだろう
(前回、Interactionが8/10点だったせいなのか、なぜか楽観的でした)

ショートスピーチの練習は毎日した

試験当日~いざ入室!

落ち着かない待ち時間

3月3日、試験会場は東京

指定の時刻ぐらいに控室に到着すると、すでに約30人ぐらいが用意されていたイスに座って待機している
みんなすごく緊張しているのが伝わる
闇川も朝食があまり食べれないぐらい朝から緊張していた

お手製のスピーチ集を眺める人、面接大特訓などの2次試験対策本を広げる人
静かに独り言でウォームアップする人

あ!受験者の中に大学生風の男の外人がいる!
Japan Newsの新聞思いっきり広げて読んでる!
留学生?
なんで英検1級?IELTSとかTOEFLじゃないの?
と、さまざまです

私も空いている席に座る
ますます緊張してきた、初めて受ける訳じゃないのに
全然落ち着かない、またトイレ行っておこうかな
さっきも行ったのにな

半分ぐらいの受験者がマスクを着用していました

闇川はひたすら控室の窓から見える外の風景を見ていました
部屋の暖房が強めで少し暑い、コートを脱いだり着たりバタバタする

集団連行されてゆく

控室で1時間ぐらい待った頃、面接室に案内する係の人が控室にやってきた

個室の面接室が8つぐらいあるようで、8人ぐらいずつ控室から呼ばれて各面接室の前で1人ずつイスに座って待機するシステムです

闇川も面接室の前に座って待機する
最高潮の緊張感で変な汗が出始めてくる
面接室の中から前の受験者のスピーキングがちょっとだけ漏れて聞こえてくる
内容までは聞き取れないけど、女性の声でとてもきれいな発音
闇川とは雲泥の差だ、気が引けてきた

中の発音キレイな女性の受験者の面接が終わったようで面接室から出てきた
やりきった表情で闇川の前を通り過ぎてゆく
美しいな

パンツスーツ姿の女性のタイムキーパーが歩いて闇川に近寄ってくる
座っている闇川のところまで来て受験票を確認しにきた
いよいよか、久しぶりだな、なんでまた受けに来たんだ面接
と、土壇場で自問自答し始める闇川

面接室の入り口横に立っている先ほどの女性タイムキーパーが
「入っていいですよ」という感じでこちらを見ながら手で合図して入室を促してくる

行くしかない

㌧㌧
闇川「May I come in?」

続く







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