yamayue231fan

yamayue231fan

マガジン

最近の記事

命とその価値について

最近恋愛をテーマにした小説をリサーチするようになった。その中で新宿の紀伊國屋書店で見つけてきた本がある。この本を選んだのは単純で表紙の印象派のような絵に惹かれたからである。 あらすじの細かな部分は割愛するが、それぞれ大切な人を亡くした人々の物語で短編小説である。旅を通してそれぞれの命の意味や人々のつながりを再確認するといったテーマだと感じた。 自分の中では今まで死生観というものをまともに捉えたことがなかった。それはただ現在を生きるのに精一杯な部分もあるが、それ以上に死とい

    • 労働の意義

      今日11月23日は勤労感謝の日である。私も社会人として企業で労働を始めてから早3年以上が経過し、来年で4年になろうとしている。近年労働に関する環境は悪化の一途をたどっており、最近では1日7時間労働への負担を訴える声も上がっている。改めて労働の意義を振り返ることにより、これからの労働と自らの人生を見つめなおすきっかけにしようと思う。なお、ここでは日本の現在の経済状況や、パワハラなどの社会問題に関することは取り上げず、または生活保護などの救済策を考慮しないものとする。 労働とは

      • 誕生日前夜に自分のこれからを考える

        自分が生まれてから早くも四半世紀明日、2月18日に私は誕生日を迎える。1998年生まれなので早くも生まれてから四半世紀立つことになる。この25年の間、自分の人生は当然のことながら成長とともにさまざまな変化があった。義務教育はすべて終えることができたし、それ以降の高校大学もすべての過程を終えた。大学院以降は行けていないけれど。 そして例に漏れず大学卒業と同時に就職活動をし、今では一般企業の従業員であり、サラリーマンである。しかし、それが今では大きな岐路に立たされている。 自分

        • 複製技術による美学について―プラトンとベンヤミンにおける―

          序論  美学とは、美の本質や構造を自然・芸術などを対象とし、経験的で形而上学的に探究する哲学の一分野である。そんな美学の中でも、複製技術というのは古代においても現代においても議論されている命題の一つである。今回は、そんな美学の中での特に大きな課題とされている複製技術――写真や映画など――についてを、プラトンの『国家』、ベンヤミンの『複製技術時代の芸術』の二作品を比較しながらその課題に迫っていくこととする。 1.プラトンにおける複製について1  まず、プラトン――対話篇の

        命とその価値について

        マガジン

        • #8月31日の夜に
          2本
        • 80年代への憧れ
          6本

        記事

          銀行のDXとは

           前回の最後で銀行のDX(デジタルトランスフォーメーション)の例として住信SBIネット銀行の例を取り上げたが果たして銀行のDXとは具体的に何なのか。今回は従来の銀行とDXを実現しつつある銀行を比較しながら、銀行と金融の未来について議論する。 地銀のDX  2021年9月、ビザ・ワールドワイド・ジャパンによる日本のキャッシュレス推進についての説明会において、VISAのタッチ決済が日本で最も普及している都市が石川県珠洲市であると明かされた。石川県珠洲市は能登半島最北端の街であ

          銀行のDXとは

          キャッシュレス社会と現在の自分(後編)

          キャッシュレスとApple Pay  2014年10月20日、AppleがiPhone 6 / 6 Plusの発表と同時にApple Payのサービスを発表した。これは日本で展開されているおサイフケータイや電子マネーのようなNFC Type-F いわゆるFelicaによる非接触決済とは異なり、NFC Type-A / Bによる非接触決済であった。従来より、日本でもNFC-A/Bによる非接触認証の技術は存在しており、たばこの自動販売機のtaspoやIC運転免許証などに使用され

          キャッシュレス社会と現在の自分(後編)

          キャッシュレス社会と現在の自分(前編)

           私は今日常的にほとんど現金を使っていない。小銭を使う場面といえば唯一、会社のコーヒーの自動販売機ぐらいである。 こと現代においてキャッシュレスはかなり進みつつある。あれだけ現金主義と言われていた日本ですら、2020年には29%の人が何らかのキャッシュレス決済を使用して支払いを行なっているわけである。これはひとえに決済サービスや決済インフラの充実、銀行やクレジットカード会社のDX(デジタルトランスフォーメーション)化によるものが大きい。 私とキャッシュレス  私がキャッシ

          キャッシュレス社会と現在の自分(前編)

          やっと大きめの手帳を買ってきて日記を書いてみた。意外と書く内容があってビックリする。ただこんなこと書いても将来になんの役に立たないだろうし、自分の考えを知っても幻滅するだけだろうな… 日記をつけて意識改革ができる人ってもともと意識高いんだろうね。僕はそうなれなさそう。

          やっと大きめの手帳を買ってきて日記を書いてみた。意外と書く内容があってビックリする。ただこんなこと書いても将来になんの役に立たないだろうし、自分の考えを知っても幻滅するだけだろうな… 日記をつけて意識改革ができる人ってもともと意識高いんだろうね。僕はそうなれなさそう。

          なんか日記でも書きたいなと思いつつ書く内容が思い浮かばない。何でもかんでも書こうとすると自分の中で制約ができてしまって逆に何も書けなくなってしまう。しかもいろいろな媒体で自分の考えを発信できる立場だと日記もそのネタに使えるのではないかという不遜なことを考えてしまうのが悪い癖である

          なんか日記でも書きたいなと思いつつ書く内容が思い浮かばない。何でもかんでも書こうとすると自分の中で制約ができてしまって逆に何も書けなくなってしまう。しかもいろいろな媒体で自分の考えを発信できる立場だと日記もそのネタに使えるのではないかという不遜なことを考えてしまうのが悪い癖である

          変わったような変わっていないような MacBook Pro 13インチ 2020 (後編)

          キーボード今回のキーボードはMagic Keyboardと銘打たれ、従来のバタフライ式キーボードからシザー式キーボードに変更となった。従来のバタフライキーボードはMacBook 2015より搭載されている方式のキーボードであるが、故障やトラブルの報告が相次ぎMacBook Proでも一時期採用されていたもののあまり評判の良いものではなかった。Apple公式ホームページにおいてもキーボード修理プログラムのページが掲載されるなど不具合が多発したキーボードであったため、今回の改良は

          変わったような変わっていないような MacBook Pro 13インチ 2020 (後編)

          変わったような変わっていないような MacBook Pro 13インチ 2020 (前編)

          Appleは5月4日、突如としてMacBook Proの13インチモデルの新型を発表した。外観は従来機と変わる部分はないため、マイナーアップデートとなるが、果たしてその変化はどの部分にあるのだろうか。 CPU主な変更点は搭載CPUである。上位モデルは第10世代Core i5またはCore i7のCPUが搭載された。下位モデルは従来の第8世代Core i5のままではあるが、これでMacBook Pro 13インチもMacBook Airと同じく第10世代CPUに追いついたこと

          変わったような変わっていないような MacBook Pro 13インチ 2020 (前編)

          薄型ゲーミングノートの決定打 RAZER Blade Stealth 13 2020 (後編)

          キーボード内蔵キーボードはRAZERのゲーミングキーボードブランドであるRAZER Chromaの名を冠したものが内蔵されており、1680万色のシングルゾーンライティングを行なうことが可能である。ゲーミングキーボードならではのライティングエフェクトで上質なゲーミング環境を演出できる。もちろん反応性に優れたタッチパッドも内蔵されているため、ゲームの際にも瞬時のアクション操作が行えるようになっている。 本体とインターフェース本体サイズは高さ15.3mm、幅304.6mm、奥行2

          薄型ゲーミングノートの決定打 RAZER Blade Stealth 13 2020 (後編)

          薄型ゲーミングノートの決定打 RAZER Blade Stealth 13 2020 (前編)

          ゲーミングデバイスやアクセサリーでおなじみのRAZERが4月21日、薄型ゲーミングラップトップシリーズである RAZER Blade Stealthの新モデル、RAZER Blade Stealth 13 2020年モデルを発表した。 ゲーミングラップトップとは近年世界的にコンピューターゲームが空前の盛り上がりを見せており、eスポーツとして試合や大会も行われている。これらは興行収入も年々増加しておりそれに伴ってゲーム市場やコンピュータ機器、周辺機器市場も拡大を続けている。e

          薄型ゲーミングノートの決定打 RAZER Blade Stealth 13 2020 (前編)

          新世代の格安スマホの存在感 moto g8シリーズ(後編)

          ディスプレイ性能 ディスプレイはどちらも6.4インチでアスペクト比が19:9の液晶ディスプレイであるが、g8は1560×720ドットのHD+で、g8 powerが2300×1080ドットのフルHD+サイズとなる。また今回はインカメラがパンチホール式となっており画面左サイドにインカメラのパンチホールが位置している。g7シリーズでは全機種がノッチ式であったため、よりインカメラの存在感が目立たなくなったと言えるだろう。 カラーバリエーション カラバリはg8がノイエーブルーとホログ

          新世代の格安スマホの存在感 moto g8シリーズ(後編)

          新世代の格安スマホの存在感 moto g8シリーズ(前編)

          4月21日、モトローラモビリティは新たなミッドレンジスマートフォンmoto g8、moto g8 powerの二機種を発表した。モトローラ公式Twitterで4月20日からティザー広告を打ち出していたが、その発表がこの二機種だったわけだ。 モトローラとは モトローラとは1928年にアメリカで創業した総合通信技術メーカーである。もともとは通信機やトランシーバーなども取り扱っていたが、携帯電話を黎明期から発売し、ノキアやエリクソンと並ぶ3大携帯電話メーカーの一つであった。大ヒッ

          新世代の格安スマホの存在感 moto g8シリーズ(前編)

          Xperia 1 IIはソニー復活の布石になりうるか(後編)

          オーディオ性能 オーディオは本体両側面にステレオスピーカーを配置しスピーカーでの視聴でもステレオが実現された。また3.5mmステレオミニプラグが復活し、有線のオーディオ機器の接続も可能となった。これはXperiaシリーズではXZ1以来であり、発表直後はネット上でiPhoneユーザーなどからの羨望の声もあったという。従来と同じくDolby AtmosやDSEEをさらに強化させたDSEE Ultimateを搭載し高いオーディオ性能を実現している。Xperia Proについて同時

          Xperia 1 IIはソニー復活の布石になりうるか(後編)