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【家族信託/体験談】⑤終わるとき「家族信託」手続きの流れ

毎日更新ブログ203日め

あんしん老後と幸せ相続
実現します!

笑顔をひろげる司法書士事務所
ともえみの
やまより(山口良里子)です。

親のこれから、死後のこと。
自分のこれから、死後のこと。

なんだかチョット
気になるあなたのために

毎日ブログを書いています。

結局「家族信託」って何なん?

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ということで

Aさんが「家族信託の手続き」を
お申込みいただいてからの
実際の「手続きの流れ」
について解説しています。

【家族信託手続きの流れ】

家族信託の流れ

【過去のブログはこちら↓】
①相談するで【悩んでいたこと~無料相談に申し込みするまで】
②相談してから【無料相談の中身は?】
③申し込み後 【手続き申し込み~手続き実行まで】
④信託実行のあと【信託設定後~家族で運用を開始】
⑤終わるとき【運用開始~信託終了まで】

家族信託の実行(設定)のあとは?
家族信託 母→長男 ③

親名義の資産が

「信託していない財産」と
「信託している財産」に
見える化されます。

「親名義の財産」
=「信託していない財産」は
今まで通り親が管理運用。

「信託された財産」は
「受託者」である子どもが
管理運用していきます。

家族信託 母→長男 ④

不信託不動産を売却した
「売却代金」は
「親〇〇信託受託者子ども〇〇名義」の
「信託口口座」に入ります。

そのお金を使って

親の介護費用にあてたり

親が住みやすい
「シニア向け不動産」を購入したり

親と子で暮らす
「二世帯住居」を建築したり

イロイロ
活用することができます。

活用の仕方を工夫することで
「相続税対策」にもなるので
一石二鳥です。

「受託者」である子どもが
「受託者」として何ができるか?

受益者連続

「受託者」である子どもが
「何ができるか?」は

「家族信託契約書」に
書かれた内容により
規律されます。

家族信託を使って

・両親の安心安全な
暮らしを実現できるか?

・子どもたちが無理なく
親を支えていくことができるか?

・両親を見送ったあと、スムーズに
資産の引き継ぎができるか?

・家族みんなの願いが、叶えられるか?

「家族信託の設計」段階で
しっかり検討してくださいね。

信託が終わるとき

家族信託がいつ終わるか?
残った財産をどうするか?

も、
「設計」段階で検討し
「家族信託契約書」で
取り決めておきます。

たとえば、

「母親が他界したときら
信託は終わる」という
契約内容だった場合

おわるとき

「信託された財産」では、
「信託契約」に定められた
内容にもとづいて
清算・引きつぎされます。

「信託されていない財産」は
「遺言」に定められた
内容にもとづいて
引きつぎされます。

「遺言」がなければ
「相続人全員での話し合い」
で引きつぎ方を決めることになります。


スタートから最終の出口まで
見据えた「設計」が重要です!

生前対策④「制度」いろいろ

「信託した財産」の出口は、
しっかり設計していたけれど
「信託していない財産」の出口は
ノーチェックだったため

結局
「遺産分割協議が必要」となり
揉めに揉めてしまった!

とか

「信託した財産」の出口と
「信託していない財産」の出口が
ちぐはぐで

「信託した財産」は「信託精算受託者」が
「信託していない財産」は「遺言執行者」が
バラバラに仕切ることとなり
結局手続きがちぐはぐで大変だった!

といった

ことがおこらないよう

家族信託の設計時点から
最後の終了の時点までを
きちんと見据えた
「信託の設計」をしておくことが
重要です。


まずは、
「わが家はどんなハッピーな
未来を実現したいのか?」

「わが家独自の骨太の方針」を
信託の設計図に落とし込んでいく
ことが成功のコツ。

家族で日ごろから
お話しておくのがいいですね。

ではまた明日

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