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初北海道最終日 1989年7月28日-最終回

釧路空港で振り替えた千歳空港発の羽田便はこの期に及んでまさかの定刻から30分遅れとなったけど、当日の釧路のように霧に妨げられることもなく問題なく離陸した。

当初の予定ではもうすでに東京の自宅に到着している時間になっていたけど、霧でスケジュールがあってないようなものになってしまった。まあ旅にはこんなことはよくあることだ、と50を過ぎた今となっては軽く言うことができる。この時は焦りまくっていたけど(笑)

ただフライト時刻が夜になったおかげで、羽田空港着陸直前の機内からは東京の街の見事な夜景を見ることができた。太陽の下まぶしく輝く大自然の北海道から、夜空の下きらめく大都会東京の夜景への180度の変化。旅の間やっぱり自然は最高だよなあといろいろな場所で感じていたけど、当然なのかもしれないけど人間が作り出したものにも言葉を失ってしまうような美しさがある。ニッポンの懐の深さを感じながら、僕を乗せた飛行機は定刻より30分ほど遅れて羽田空港に着陸した。

そして僕の初めての北海道ひとり旅がその瞬間終わりを告げ、東京の日常が再び始まった。

今回noteにまとめたこの旅行記は旅の直後に勢いで書いたものを改めて読み返して、大幅な加筆修正を加えたものだ。当時ワープロで打った文章の最後には1989年9月25日と日付が記してある。紙も黄ばんできていて一部は文字がかすれて読みづらくなっている箇所もあった。当時の記録と記憶をデータとして残しておきたい気持ちが強くなり、今回このような形でまとめてみた。

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そしてせっかくまとめるならただの自己満足で終わるのではなく、誰かに読んでもらい、誰かひとりでも北海道に興味を持って旅をしてみようかなと思ってくれたら嬉しいなと思い、noteというコンテンツを使ってみた。

とても嬉しいことに1000回弱のビューをカウントし、「スキ」もいくつか頂くことができた。書いていてこの数字が上がっていくのは実に嬉しいものだ。本当にありがとうございます。

そして自分のメイン目的であったデータとして残すこともできたので、今は大きな達成感に包まれている。

この初北海道以来、僕はおそらく40回ほど北海道を訪れている。完全に北海道にハマっているのだ。ただまだ行ったことのないエリアはたくさんあるし、これからもまだまだ訪問し続けるに違いない。若い頃のように行く度に日記を書くようなことはしなくなったけど、これからはこのnoteに軽い気持ちでかけたらいいかな、と。これは今思った(笑)

長くなったので、この辺で。

次の北海道は、コロナが収まってからかな。



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