思いやりのある、熱狂を。

人は多くの場合、熱狂に飢えている生き物だ。

みんな何かしら、熱狂しているものがある。

スポーツをすること/観ること。

音楽を奏でること/聞くこと。

熱狂の中に僕たちは居る。

熱くなれるものがあることは、素晴らしいと思う。その熱さの中にいると、自分が幸せを感じられるのならそれに越したことはないのかもしれない。

でも、勘違いはしてはいけないと思っていて。

熱狂はあなただけのものではない。熱狂は、「空間」である。

そこには多くの場合、「他人」がいる。あなたの熱狂を俯瞰する他人。

他人を気にしすぎると、心の底から熱狂することは難しいのかもしれない。けど、自分の熱狂のために他人を蔑むのはちょっと微妙じゃないかな。

あなたの熱狂はあなたのおかげだけで成り立たない。あなたの熱狂を作り出してくれる「他人」が存在するということ。その他人への敬意を持つ。

思いやりを持って、お互いにあったかい気持ちの中で熱狂する。

そんな空間があったらいいなと感じる。