Kenji『不安が希望に変わる! ゼロ・リセットマジック』KADOKAWA
スピリチュアル系のYouTube「Kenji Sprit」と「Kenji Tarot」で大変人気の著者による夢を叶えるための本である。Voicyでの音声配信も行っている。
「思考が現実になる」のではなく、「思考の根底で感じていることが現実になる」という。言い換えれば、「感情が現実をつくる」という。
著者は、10年以上の長い間、潜在意識の勉強をしてきたが、どんな人も、自分のエネルギーを元の位置(ゼロ・ポイント)に戻すだけで、夢を叶える力が戻ってくるということを実感したという。そして、「日々、自分だけの心地よさに意識を向けて過ごす」ことであるという。
夢を叶えるために頑張ることは悪いことではないが、潜在意識で手に入らないと確信していると、叶わないという思考が現実化するという。そのため、「幸せになることは難しい」という潜在意識を「幸せになることは簡単」に書き換えていくため、まず思いこみに気づき、原因があれば取り除き、日々、小さな幸せを体験していくことが大切だという。
現実がうまくいかないとき、マイナスから「ゼロ・ポイント」に戻すことが先決であるという。現実を変えたいと頑張るより、重い荷物を手放してエネルギーを「ゼロ・ポイント」にまで戻すことを考えると、現実は動き出すという。
「最高!」「大丈夫」という自己肯定感を高める言葉で、潜在意識を書き換え、「なんかわからないけど」○○できると、潜在意識に刻印すると、願望が潜在意識の中で想定内となり、願望実現の可能性が増え、夢の実現が近くなるという。
「感謝すると、人生がうまくいく」と本に書かれているが、本心から感謝できないときは、無理に感謝しないでくださいという。「ゼロ・ポイント」までエネルギーを戻せば、感謝の気持ちは自然と湧いてくるという。一旦、感謝をやめて、自分の好きなことに目を向けてくださいという。
夢を持つことが現実を変えるパワーになるという。「夢ノート」を日課にしているという。 ①夢は、「未来から、現在に向けて」書く ②夢は、なるべく内容を限定しないで書く ③それぞれの夢ごとに、夢が叶ったときの感情を感じる
人生を変えてしまう朝のルーティン ①ゆとりを持って起きる ②イメージに感情を乗せ、ガッツポーズをする ③好きな飲み物を味わって、リラックスする ④「夢ノート」で潜在意識に向けて発信する ⑤音楽を聴いて、全身を心地よさで満たす
ネガティブな1日をポジティブな1日に変えるナイトルーティン ①仕事が終わったら、ネガティブな感情は捨てる ②夕飯は味わいながらきちんと食べる ③音楽でリラックス、1日の疲れを取る ④ポジティブな言葉を3回唱えて、1日の印象を変える
著者は、本書を笑って読めれば、「ゼロ・ポイント」は、もう目の前かもしれないという。参考となるものだけ実践すればよいともいう。スピリチュアル系の本は、少し胡散臭く感じる場合が多いが、本書は、著者自身の体験を踏まえて書かれており、落ち込んでいる人には参考となるところがあるように思う。
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