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昨年(2023年)11月に富山を旅行しました

昨年(2023年)11月に夫婦で富山を旅行してきました。
訪問したのは富山市内、高岡、そして五箇山です。

五箇山といえば、世界遺産として知られる合掌造り集落です。しかし世間一般では、合掌造り集落・世界遺産といって有名なのは白川郷ですね。

なのになぜ、五箇山を選んだのか?
妻の両親が富山出身、という縁もあったことは事実ですが。

実は、五箇山を強く印象付けられたマンガがあったんですよ!
それは、藤子不二雄A先生の「まんが道」。

新漫画党の困った人である森安なおやと、藤子・F・不二雄先生をモデルにした才野茂とのふたりだけで物語が進むシーン。
才野の態度がなかなか印象的です。



「ぜひ行くべきだよ」と大きなお世話発言に対して、「あっそう」とあまりにもつれない返事をするのみならず、(一応は)来客である森安に背を向けて執筆を開始するシーン。
森安から聞いた旅行の話にインスピレーションを受けてアイデアが湧いたのに、それには一言も触れない。

普通なら、
「今のハナシをきいてアイデアが湧いたんです!」と礼を述べるとか、
「すいません、すぐに描き始めたいんで」などと断りを入れるとかするでしょう。

そういうのは一切なし。
ある意味、天才にありがちなエゴイズムにも見えますが、これはやっぱり森安なおやとの人間関係でしょうね。
非常にグッと来るシーンであります。

森安なおやとの関係性について分からないかたは、まんが道を全巻通読してくだい。
なに、中公文庫でたったの14巻ですよ。

(旅行のハナシはどうなったんだ?)