習い事 ヤマハジュニア専門①

習い事は全て子どもの発意に任せている。
それを大きく揺るがした出来事があった。
その対応の経緯を記録しておきたい。
今現在、進行形なので、結果がどうなるかはわからない。

大体、習い事に興味を持つのは保育園の友達がやってるからということが多い。
ピアノを習いたいと言ったのは3歳児の時で、カワイの個人レッスン、ヤマハの音楽教室、近所の個人教室を一通り調べるなり、体験レッスンして、ヤマハの幼児科の一つ前のコースから入会した。
5歳児の時に、公文式をやりたいと言ったので、2日後には体験して、本人がやりたいことであることを確認して、算数と国語を開始した。
いずれも、興味を持つように仕向けたり、親から長女に聞いたのではない。本人にも、やりたくなければ、いつでもやめていいように伝えているが、音楽教室も公文式も基本的に毎日、欠かさず続いている。

そもそも子どもに委ねる理由は何か。大人になるまでの限られた時間を自分のやりたいことで埋め尽くして欲しかったからだ。

それを曲げてしまいたくなるほどに、ヤマハのジュニア専門コースは魅力的に映った。

幼児科2年目のこの時期は、進級コース別の説明があり、何も知らずにヤマハの門を叩いた我が家は驚愕する。まさか、この段階から「マジなのか、そうでないのか」を試されるとは。そして、チャンスは一度きり。晴天の霹靂である。とりあえず、ネットをリサーチしまくる。必要とされるのは、子どものやる気だけでは足らず、親の覚悟、2時間/日の練習・週2のレッスンに対するサポート、これまでの3倍のレッスン料(諸経費込み)、生ピアノ(これはクリア)。親としての考えをまとめる。

「まぁ、長女がやりたいならなんとかしよう。」

通常は総合コースに進級するのだが、一番の違いは創作(作曲・アレンジ)があることのようだ。自分の気持ち、あるいは、物事を自分なりに捉えて、非言語で表現するという経験はとても大事だと思う。それが、音楽、絵、工作、ダンス、演劇なんでもいいんだけれど。あれほど高いレベルで、システム化されたカリキュラムで、濃い経験をさせてあげられるのはとても魅力的だった。また、実際にジュニア専門コース卒業生の演奏は心を動かされるもので、表情、振る舞いまでも魅力的だった。

加えて、幼児科に通っている教室で、ジュニア専門コースが開講する(全県で3カ所しかない)のだから、街で子育てすると決めた判断を肯定させてくれるものだった。

もし、うちの子にもフィットして、そうなったらと思うと、やらなきゃ損でしょ。
いやでも、ここは徹底しなきゃいけない。
習い事は子どもの発意に任せるだ。

そうした場合に、不安がある。
事前の説明資料は親向けで、創作を売りにしていることはわかるのだが、ジュニア専門コースを選ぶ判断材料が長女にない。この時期の幼児科で創作を全く経験していないからだ。その子に「創作やりたい?毎日2時間の練習が必要だけど。」と聞いても、そりゃあNOでしょ。あくまで、中立に、長女が判断し得る情報を与えて、決めてもらいたい。

①長女がやりたいことかどうか判断できる
②長女に適性がある
このことがわかるように聞いてあげたいというのがこちらのオーダーだ。

この段階で、はじめて幼児科担当の先生に相談することに決めた。
今日はこちらの考えを伝えた。専門・総合のコースどちらも選択肢にしているので相談したいと。
まず、安心したのは、全く箸にも棒にもかからない話で、実力不相応なのを棚に上げて、専門コースを親が勝手に先走って検討していたという恥ずかしい状況ではなかったということだ。
どちらかというと、結構前のめりに話を聞いていただいて、先生の中では専門コースを目指すための相談として受け取られたのをちょっと待ってくださいよと引き戻した感じだった。
しかし、12月には意向を固め、1月にはオーディションに向けた追加レッスンを実施する必要があることがわかった。ある程度、先生の方にも準備がいるということがわかった。2月締切の申込書を、事前調整なしに出していたら、詰んでいただろう。

来週、がっつり相談を聞いてもらう。
長女がどうするのか、気になる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?