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「日本を救ったノモンハンの勇士たちを忘れるな」 西村眞悟

例年、八月に入ると、毎日、連日、アメリカ軍による都市の無差別爆撃の犠牲者や原爆の被災者の姿そして住民を巻き込んだ沖縄戦の惨状の映像がテレビ画面に映し出され、これは十五日の日本武道館に於ける天皇陛下御臨席の政府主催の戦没者慰霊式典まで続く。そして、十五日が過ぎて翌日になると、戦没者慰霊式典の主催者は、ゴルフ場にいて、テレビから戦争の映像はピタリと無くなり、まるで違う国になったようだ。
 そして、ふと思った。実際の昭和二十年八月十五日が過ぎた時も、このように、違う国になったようだったのであろうか、と。何故なら、次の体験談と「マッカーサーへの手紙」そして、我が国のエリート達の占領軍への迎合が思い出されたからだ。

大正六年生まれの作家の伊藤桂一さんは、七年間、中国戦線に従軍し、敗戦後に日本に帰還したときの体験を次のように書いている。「入国の時、まるで、帰ってこなくてもよい汚い厄介者が帰ってきたような扱いをうけた。兵隊が、このような惨めな帰還をする国が他にあるのだろうか」

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