【1分ネタ】「心理的安全性」の担保こそ、組織づくりの土台である

本日は、『「聴き方」の質を上げるための組織風土づくり』というテーマでお話しします。

組織の成果を上げるために「1on1」の取組みがブームとなり、多くの組織で実践されてきました。私も非常に大事にして、実践をしています。今日は、その取り組みの成果をさらに大きくするための、「風土」の話をしたいと思います。

2012年にグーグルで「プロジェクト・アリストテレス」と呼ばれる調査プロジェクトが立ち上げられました。「全体は部分の総和に勝る」という古代ギリシャの哲学者のアリストテレスの言葉になぞらえて命名されたこのプロジェクトはある一つの事実を明らかにしました。それは、効果性の高いチームにおいて最も重要な要素となるのが「心理的安全性(Psychological Safety)」であるということです。

「心理的安全性」とは、対人関係において何らかの判断が下される可能性のある発言や行動を行った結果に対する個々の受け取り方を表しており、チーム内においていかなる行動をとったとしても、拒絶されたり罰されたりしないと信じられている状態のことを指します。

心理的安全性の高いチームのメンバーは他者のアイディアを受入れて上手く活用でき、収益性が高く、また離職率が低いなどの特徴を示しました。

「さらけ出すこと」これが組織風土作りの肝なのだと思う。

私たちは、「1on1」における「聴き方」に意識をむけがちですが、その時間の効果(成果)を高めるのは、そのもっと前。組織風土における「心理的安全性」をいかに高めるかが重要なのだと考えています。

実は、私の組織づくりはこの考え方がベースにあります。
時には、「甘い」とか「サークルのようだ」とか言われたこともありますが、それでも「その人の持つ、自主的な成長可能性」に懸けたい自分がいて、それを見るのが楽しくてたまりません。

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