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【1分ネタ】目標設定「SMART」に足りない2つの観点

本日は、「具体的な目標設定」というテーマで話したいと思います。

目標設定における一つのテクニックとして有名なフレームワークが「SMART」が有ります。覚えなくてもOKです。目標設定をするときに「目標はSMARTに立てよう」と覚えておいて、その時にググってください。

SMARTとは・・・下記5つの指標の頭文字です。
「S」・・・「Specific(具体的に)」
「M」・・・「Measurable(測定可能な)」
「A」・・・「Achievable(達成可能な)」
「R」・・・「Related(経営目標に関連した)
「T」・・・「Time-bound(時間成約がある)」

ただ、この観点では足りない要素があると最近考えています。
このフレームワークは、「目標達成」のみを目的にしたときに最適化されています。

この中では足りないもの、それは「意義・目的」と「自己成長の観点」の2点です。(なぜ必要かの説明は割愛します。)

まず「意義・目的」について話します。
有名な話ですが、3人のレンガ積みの職人の話をします。それぞれに「あなたは何をしているのですか?」という質問を投げかけたとき、

1人目は「レンガを積んでます」

2人目は「大きな壁を作っています」

3人目は「人々を幸せにする大聖堂を作っています」

と回答しました。この3人の中で最も良い仕事をするのは3人目の「人々を幸せにする大聖堂を作っています」と回答したレンガ職人であることに疑問がある人は少ないと思います。

次に「自己成長の観点」です。皆さんそれぞれ、「このように成長したい」「こんな仕事がしたい」という考えがあると思います。また、明確にはなくとも、漠然と「成長したい」という思いがある人がほとんどではないかと思います。

これからある一定期間をかけて目標達成に取り組んでいくのであれば「この仕事をやることで自分はどのように成長できるのか」という観点を盛り込むことが必須です。

では具体的にどうするか。

個人的には2つ方法があるかなと思っています。
1つ目が、「自分がこうありたい(成長したい)」と思う長期目標のマイルストーンとして、短期的な目標を「SMART」によって設定すること。つまり、現これから立てようとしている目標に「意味づけ」を行うこと。つまり「今回の短期的な目標を達成することによって、手に入る要素(成長要素・手に入るスキル・経験・人脈など)をしっかりと定義すること」です。

2つ目は、「SMART」で立てた目標を達成するための「戦略・戦術」を「自分の強み」を活用した取り組みにすること。

強みに関しては以前noteで書きましたので確認ください。

1つ目がトップダウンの取り組み、2つ目がボトムアップの取り組みです。この2つが重なると完璧ですね。

ここまでの話を整理すると

「意義・目的」が明確で、「SMART」で目標設定がなされ、かつその目標が「自分の成長過程におけるマイルストーンとなる、かつ自身の強みを使って取り組む」ことが明文化された目標設定ができると、完璧だと思います。

目標設定は、かなり奥が深く時間のかかる作業ですが、ここを明確にしておくと仕事をするモチベーションが一気に上がるのでおすすめです。

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