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【老舗企業の証『襲名』】

歌舞伎・相撲・落語(演芸)などの世界で、伝統ある先代の名前を代々引き継いでいく制度、それが『襲名』である。

海外でも立派な父親の息子には「◯◯Jr.」の名が付けられる(そう言えば芸能事務所もそうw)。いずれにしても基本は「父親から長男へ」と引き継がれていく。

☝️静岡の巨大企業「鈴与」が「スカイマーク」の筆頭株主となり、既に経営権を持つ「FDA」との相乗効果で、JAL・ANAに次ぐ第三極を狙う、とのニュースを見た。

👤「私が注目したのはそこではなく、代々続くその「鈴与」の社長の名前が、八代目の現在に至るまで、ずっと「鈴木与平」さんであることだった(^^;

老舗企業として代々襲名する会社…。まあ私を含めて一般人には関係ないが、大きな名前を引き継いでしまった後継者のプレッシャーは大きなモノだろう。〜上手くやって当たり前〜と。


☝️以下に日本において代々社長が『襲名』していく有名な会社を挙げてみる。

・榮太樓總本鋪(飴・和菓子)→細田安兵衛

・山本山(お茶)→山本嘉兵衛

・にんべん(鰹節・つゆ)→髙津伊兵衛

・越後屋(呉服)→永井甚右衛門

・吉德(人形)→山田德兵衞

・国分(食品・缶詰・酒問屋)→国分勘兵衛

・住友財閥(金融・商社)→住友吉左衛門

私の住む山梨県でも、
・印伝屋(甲州印伝) 上原勇七
・吉字屋本店(燃料・塩・自動車) 高野孫左衛門

という創業500年超の老舗会社が存在している。

全国には多数ありそうだが、若くして「◯◯ザエモン」とか「◯◯ベエ」と呼ばれる跡取りの気持ちは、凡人には理解できる訳もなく。


👤凡人の私は考えた…
そんなに簡単に名前を変えることができるのか?

改名は裁判所が認めれば、別の名前に変えることができる。キラキラネームを個人の意思で変える人もいるように。いわゆる「通名」で名乗ることもあるが、法的な書類では本名を名乗らなければならないのが「たまに傷」だ。

☝️ここで問題になるのが、次の代に名前を引き継いだ後の先代の名前をどうするか?である。

日本の法律では名前を変えることはできても、自分の元の名前に戻すことができないらしい。しかしこれらの古くから襲名している老舗だけは、代を譲った後に『名前を元に戻す特例』が設けられていると聞いた。

✅本名→襲名(合法)→本名(特例)

伝統ある家系に生まれた子供は、小さい頃から代々継承されて来た「経営学」や「帝王学」を肌で学んでいくのでしょうね。上級国民ならではの…。

👤私の名前は、生まれた時に「一番偉い人になれ!」という意味で(魚市場で)付けられた簡単な名前(全部で14画しかないw)。

「一番偉い人」と聞いて、田舎の知事の名前を付けるかね。


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