【商人必読の一冊】
『命の恩人』などと軽はずみに言ってはいけないが、この本を書いた笹井 清範氏は間違いなく私と私の家族のそれである。
私がまだ地域限定の(ちょっとトンガった)スーパーの社長だった頃から取材に訪れ(目を付けられw)、会社が倒産した時にも最初に連絡をした。
債権者集会が問題なく終わったタイミングで、彼が編集長だった業界月刊誌『商業界』に私のロングインタビューを掲載した。私の似顔絵を表紙にまで使って(^^;
後で知ったが、それは彼にとって長年務めた編集長として最後の号だった。「商売繁盛」が目的の雑誌の表紙に、会社を潰した私を表紙に持ってくるという特異なセンスを持って。(事実、よく売れたらしいw)
その記事が評判となり、たかが田舎の倒産社長の私にスポットが当たることになる。
私のメモ書きの様な「倒産顛末記」を彼が見てすぐに出版が決定した。潰れた店舗の店先でこの本を売った時、「発売日前に増冊が決まりましたよ!」の吉報とともに、彼は一緒に販売を手伝ってくれた。
他人事だと思って彼が付けたタイトル『こうして店は潰れた』には多少カチンときたが(彼は強く否定w)、そのおかげで本はベストセラーとなり、日本中から講演の依頼が舞い込む様になって一文無しの我が家は食い繋ぐことができたのである🙏🏻
☝️しかし良いことばかりは続かない…。
彼の勤めていた会社も営業を停止することになる。そんな中彼は、絶版になってしまった私の本をなんとかもう一度世に出すために奔走する。結果そのおかげで続編の出版が叶うことになる。(人のこと心配してる場合ではないのに)
前置きが長くなった。そんな彼が本を出した。私の「負け惜しみ」の様な本とは違う『商人としての心構え』を綴った内容だ。迷った時、逃げてしまいたい時、この本は読者の背筋をシャキッと伸ばしてくれる。
☝️ユニクロの会長も「座右の銘」にしているこの言葉。読んで安心するのではなく、少しずつでも実践することが商売の鉄則だろう。
👤私はこの本のタイトル3行全てを経験した。より良き経営者は「最後の一行」だけは実践してはいけない。
おそらく日本で一番経営者に会って、直接話を聞いてきた人物が書いた本である。願わくば、私の会社が失くなる前に読みたかった(^^;
※最後までお読み頂きありがとうございます!
あなたが失敗した時、迷った時、逆境の時、倒産地獄から生還した私だからこそできる励ましを届けたい。皆さんの力となり、笑顔になれる記事を投稿していきます。私もまだ発展途上です、一緒に成長していきましょう!
【小林 久ホームページ】
https://www.kobayashihisashi.com
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