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【ここにもセブン、あそこにもセブンで成り立つの?】

コンビニオーナーさんの相談も受けたことがあるので、今回はちょっとこの記事に噛みついてみよう!

☝️セブンイレブンは同じエリアに何店舗も出店し、「(占有率)シェア」を高めたり、競合他社に対して「店舗数の優位」で競争に勝つため、あえて道路の向かい側に店があっても、自社競合しようとも出店を続けている。

その店舗数は前年度期末で21,400店舗、ファミマやローソンの店舗数15,000前後を凌駕する。

皆さんも思うはずだ。

👥「またコンビニができるの、道路一本向こうにはセブンがもうあるのに…」 ドラッグストアにも同じことが言える。

遠くの配送センターから一店舗のためにトラックを走らせるより、10店舗分の商品を満載して、一度で納品した方がコストも格段に下がる。

この様に、地域に集中して出店する方法を『ドミナント戦略』と呼び、古くから流通・小売業の教科書にも出ていた「強者」の戦略である。
(私も現役時代はこの作戦で潰れたスーパーを買収していった。確かに効率は良かったが)

✅ 数は力、シェアこそパワー、ナンバーワンこそ生き残る…。まるでドラえもんのジャイアンの様だ(^^;


さて「セブン&アイ」はスーパー部門のヨーカドーが収益悪化を理由に、全国で不採算店の閉店を加速させている。その大きな赤字をカバーして余りある「セブンイレブン」を持っているからこそ出来る損切り政策である。

☝️コンビニのステークホルダー(利害関係者)といえば、

①セブンイレブン本社(店舗のお目付役)

②商品を供給するベンダー(納入業者)

そして一番重要な
③フランチャイズオーナー(自分の資産をぶち込んだ生活が懸かっている個人経営者) である。

乱暴な言い方をすれば、セブンイレブン本社は(直営店を除き)、全国のフランチャイズオーナーたちのご苦労の上に「過去最高益」を叩き出している部門なのである。

もちろん素人同然だったオーナー家族をトレーニングして立派な経営者に育て上げ、業績が悪い時には親身に相談にも乗ってきたことだろう。

👤勝手に弁当を値引きするな、ルール通り捨てろ!

👤人がいないからと言って、勝手に休むんじゃない!言うこと聞かないと隣に店を作っちゃうぞ。

こんな雑音はこの際棚に上げておこう。


せっかく馴染みのお客さんも増えてきたのに、近くにローソンが出たからと言って「ドミナント戦略」を持ち出されてもなぁ。本部は全体の売り上げが増えるから良いけど、ウチの店の売り上げはガタ落ちだよ(泣)。なあ母さん💧

詳しい契約内容を知らないから言ってるのだが、こんな時セブンイレブン本社は利益の補填とかしてくれるのだろうか?何もないなら辛いところである。

大丈夫さ、日本一の小売業・コンビニの雄『セブンイレブン』だもの。フランチャイズオーナーは「鵜飼いの鵜」なんかじゃないはずだから。

#鵜の数を増やして獲物を独り占めか
#のび太の反乱



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