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納得解

やまと診療所武蔵小杉の木村一貴です。

在宅診療では、患者さんの内科疾患を全て診ます。
病院の治療と異なり、
臓器別で診るわけではないため、
ガイドラインなどの治療指針を全体で適応することができません。

また、たまたま同じ疾患がある方でも
患者さんの家族、同居家族などの介護状況、金銭状況、人生観などによって
治療方針が大きく異なります


日々、これで良いのかな?と迷うこともあります。


そのため、やまと診療所武蔵小杉では日々
医師、看護師、診療アシスタントが患者さんの診療方針について
ディスカッションをしています。
色々な意見を吸収して最終的には医師が方針を決めています。

医師だけの考え方だけでは偏ってしまうこともあります。
看護師の看護的視点と
医療専門職ではない診療アシスタントの目線が入ることで、
より良い治療方針になっていくと思っています。

患者さんやご家族のご意向はもちろん、
地域包括ケアとして
患者さんと家族を一緒に支えていく
訪問看護ステーションの看護師さんや
ケアマネジャーさんや薬剤師さんと話を重ねることで、
見えていない視点が加わります。

やまと診療所では、
東北(宮城、岩手)6ヶ所、関東(神奈川)2ヶ所の診療所があります。
法人内には常勤医24名、
非常勤医師を含めると56名の医師が在籍しています。

週1回は困っていることをオンラインで相談したりします。

正解ではなく、納得解。

ご本人とご家族が望まれる生き方ができるように
色々な人の意見を伺いながらより良い医療になるように
日々話し合いを重ねていきたいと思います。

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