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ギリギリの人生 ~アルコール依存症とわかってから~ ③

明日より復職が決まり今は不安な気持ちではあるが過去を振り返る事によって前向きな気持ちも出てくるので明日は大丈夫だろうと思う。

過去を振り返っていくとどの辺りでアルコール依存症になったのかおおよそ想定がつく。
まだ別居前の37歳~38歳の頃だったはず。
娘達が1歳~2歳の頃なので多分その歳だろう。

私は昔から気が弱く、基本的に平和主義者なので喧嘩もほとんどした事は無く、逆に止めに入る事は多々あった。
なので元妻とも喧嘩になっても私から折れるか、妻が落ち着くまで暫く口を聴かないかのどちらかだった。

ただ、そんな私もある事がきっかけで妻に対して悪態を付いたり嫌味を言うようになった。
娘達がまだ手の掛かる頃なのにどうしてそういう事をしたのか...

『子供達を産ませてもらった事以外感謝する事はない!』
と。
それは些細な言い合いから妻が激昂し私に言い放った言葉だった。

その内容は敢えて割愛させてもらうが、夫婦生活を続けていく中で前述のような事を言われるとこれまでの結婚生活は何だったのか?と思うようになり、彼女に対して本音で話をする事ができなくなっていった。

仕事でのストレスは家に持って帰る事は一切無かったのだが、おかしくなってからは事ある事に愚痴を言い日本酒を浴びるように飲み一人で寂しい男を演じていた気がする。

それが癖になったのか、仕事のストレスが出たりすると多量の日本酒を飲むようになっていき毎晩の晩酌が無くななる代わりにアルコール依存症の山型飲酒に変わっていった。


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