藤ノ木古墳の被葬者を巡って
藤ノ木古墳は奈良県斑鳩町にある古墳時代後期の円墳である。1980年代の発掘調査で、未盗掘の状態で多くの副葬品が出土したことで有名だが、古墳前に庵があり、尼僧が管理していたため守られたのだという。なぜ藤ノ木古墳が丁重に管理されていたかというと、どうやら法隆寺に「藤ノ木古墳は崇峻天皇陵だ」とする伝承があったためらしい。
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