反知性主義と陰謀論的なものの親和性ほか

最近、読書離れが叫ばれるようになってから、デマ等に振り回される人が増えたような気がする。反ワクチン、自然派、スピリチュアル系が影響力を持つようになったのは科学技術に対する不信感が根底にあるのだろうが、反知性主義（反アカデミズム・反エリート≒大衆主義）の蔓延が一因のような気もする。反ワクチン、自然派、スピリチュアル信者は親和性が強いのだが、自分の見立てでは勉強法が受動的という共通点がある。多くは動画による学習で、洗脳的刷り込みの様相がある。他にも読んだ本の内容をクロスチェックせず鵜呑みにする、相反する結論の本を読まない、公式発表を信用しない（陰謀論との親和性）などと並べてみると、彼らの言う学習が実は洗脳であり、自分の頭で考えているつもりで考える力を失っているのがわかるだろう。そして、ビジネス陰謀論者（多くはインフルエンサー）のカモにされていくのであるが、当人はそれに気づかない。