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蛙化現象を理由に彼女に別れを告げられた僕の立ち直るまでの話
2021年12月31日22時02分、僕は突如彼女に別れを告げられた。7月から付き合ってた彼女だった。
今回はこれについて色々書いていきたいと思います。
似たような別れ方をした方の参考になればいいのと、記録をしておきたいからです。
まずはどういう彼女だったのかを軽く説明していきます。
出会いから付き合うまで
出会いは2020年の夏だったと思います。
最初はPUBGモバイルというゲームで知り合ったとある女の子の友達として一緒にゲームをする仲でした。
そのうちTwitterのDMでメッセージのやり取りをするようになり、LINE(のちにiMessageに変わる)で会話をし始めます。
2021年4〜5月ごろ、彼女は僕に対して密かに好意を抱き始めたそうです。
でも告白する勇気がなく友達を続けようとしていたそうです。
そのまま7月になり、彼女は修学旅行へ行きました。3日間です。
僕はその3日間、ただの友達であるはずの彼女と話せない日々が寂しくて辛かったです。
メッセージをいくら送っても帰ってくるわけがないのはわかっていました。
でも寂しいと送ってしまっていましたね。
帰ってきた翌日くらいだったと思いますが、思い切って告白をします。
衝動的なものもあったので了承されるかは自信はありませんでした。
でも翌日お願いしますと返信があって晴れて付き合うことになりました。
ここまでで十分お分かりのとおり、ネット恋愛です。
もちろん、遠距離です。会いにいくのに最速でも片道4時間以上かかる場所です。
新幹線などを使うため高校生の僕にはとても払うことのできない金額です。
でもお互いまだ会ったことがないからデートの計画を立てます。
ちなみにこの時高校3年生で、受験生でした。
彼女との会話に夢中になって勉強が疎かになる可能性は否定できませんでしたが、寂しさと遠距離で会うことが不可能だからいいだろうと思いました。
初デート
初デートは8月29日でした。
場所は書けませんが、お互いの家の大体中間に位置する場所を選びました。
緊張するので僕も彼女も同じくPUBGモバイルをやっていた友達を連れていきました。
そうして初デートへ行ったわけですが、お互いガチガチに緊張して好きだよの一言も言えませんでした。
僕は必死に絞り出した一言は可愛いねだけです。
そしてあっという間にその日は終わりました。
写真も全然撮ることができませんでしたが、最高の思い出だねと帰ってからも話すくらい楽しかったです。
その日はヘトヘトになりながら帰りの電車で爆睡をしながら帰りました。
二度目のデート
これはハロウィーンのことでした。
お互いの予定の都合上2週間程度遅くはなりましたが、今度は初デートでできなかったことをやるぞと会いに行きました。
今度は友達も抜きで2人っきりで楽しみました。
前回は夏で暑いのを言い訳に手もつなげなかったのですが、今回は観覧車の中で肩を抱き寄せて大好きだよと言いました。
勇気を出して言った甲斐あって前回よりもさらにいい思い出となりました。
亀裂の予兆
今思えばここで彼女はほとんど冷めていたのかもしれませんね。
12月14日、彼女から受験勉強に集中したいから距離をおきたいと連絡が来ました。
僕としてはメリハリをつけて彼女とお話をしたかったですが、時期的にもそうも言ってられませんでした。
だから実はちょうどいいタイミングだったんです。
そして距離を取るといっても少しは話そうねということになり、翌日から彼女からの返信は激減します。
僕も追いメッセージを送るようなことはしたくなかったので、じっと待っていました。
もちろん丸1日返信がないと流石に少し心配になって送ったりはしました。
でも今思えばこの頃からすでに限界を感じていたのかもしれません。
彼女は蛙化現象になりがちであることを知っていたからか僕と距離を置こうとしました。
理由は蛙化現象じゃなくて受験。
僕はメッセージの回数は間違いなく減る。だからこそより愛をその1通だけに乗せようと考えました。
それは長文で愛してるというのではなく、夜には好きだよというのを忘れずに入れたりする程度です。
寂しいともよく言いました。
でも彼女は蛙化現象に陥っているのでそんな愛を受け取ると返って嫌いになってしまいます。
別れ
最初に書いたとおり、大晦日の夜いきなり別れようとメッセージがきます。
僕はこの時大混乱をしました。とにかくおかしくなってテンションがなぜか上がっていきました。
でも彼女の意見は極力受け入れてあげると付き合った時から決めていたので、その時考えもせず別れることに了承してしまったのです。
本当に後悔しています。
時間をくれといえばそれなりにはくれたはずです。
一度冷静になって話し合おうというべきでした。
でも彼女と付き合い始めた頃から僕らは会うこともできないから、その代わり彼女が喜ぶことはなんでもしようと決めていました。
話の途中で寝たいと言っても、毎週原則やろうと決めていたビデオ通話をドタキャンされても文句も言わずにいいよいいよ、仕方ないねと受け入れました。
そして彼女が自分に自信を持てないというから全力で愛を注いで、君はこんなに愛されるほど素敵な人なんだよ、とわからせてあげたかったのでひたすら愛を注ぎました。
でも彼女はその愛情に対して返事をしてくれないんです。
彼女としては自信がないこともありますが、恥ずかしかったのがあるのでしょう。
ビデオ通話を何度重ねても恥ずかしいと言って好きだよすらあまり言ってくれませんでした。
でも僕は可能な限りは好きだよと言いました。
でも彼女は中々返してくれません。
今思えばこのまま一生こんな感じなら別れて正解だったのかもしれません。
いわば愛のキャッチボールができていませんでした。
愛のキャッチボールを野球のキャッチボールに例えてみます。
野球のキャッチボールを僕は全力でしたかったのではありません。
フワッと投げ合っていればそれでよかったんです。
でもフワッと投げても受け取ったきり返してくれません。
だから僕は全力で投げます。
すると彼女はまるで壁のようにその球を弾き返してくるんです。
僕はその全力の愛を甘えるという形で投げました。
最初は可愛い可愛いと言って受け入れてくれました。
でもそのうちそれに飽きたとまで言われました。もう見慣れたと。
その時はまだビデオ通話をできたのでまだ流石に冷めてないとは思います。
そうやって甘えて受け入れてくれることで愛を確認していたというわけです。
でもそんなもの受け取る側からしたら重いボールですから疲れます。
蛙化現象もこうして引き起こされたのでしょう。
そうして受験だからと距離を置いていた矢先、相談もなく別れを告げられたのです。
別れた後
正直別れを告げられた後は思いっきり泣きました。
それは泣きたいからではなく勝手に涙が流れてくるんです。
多分失恋経験があれば共感していただけると思います。
なんの感情もなくひたすら泣き、そのまま寝ることもできずにひたすら彼女の友達に話を聞いてもらいました。
その彼女の友達は序盤での話のPUBGモバイルをしている友達でしたので元々話はよくしていました。
その友達は遅くまでいつも起きていましたので、3時過ぎでも話を全部聞いてくれました。
その日は結局ほとんど寝れませんでした。
翌日僕は辛い気持ちのまま、気を緩めると涙がこぼれそうなまま塾の自習室へ行きます。
ここで時系列を整理しますが、振られたのが大晦日、塾へ行ったのは正月です。
自習室では何も勉強ができませんでした。
たまたま僕は自習室をたった1人で使っていましたので、泣いてもいいかもとは思いましたがそこは堪えました。
そして前日の夜にも話を聞いてくれたその友達にまた話を聞いてもらいました。
その友達は以前似たような状況で別れたことがあり、共感してくれる点も多く本当に助けられました。
それでもやはり納得はいきませんでした。
僕は全力で愛を注いでどんな相談でも乗ってあげて、寝たいなら寝ればいいし、ビデオ通話できないなら無理してしなくてもいい、いつでも僕は隣にいるから。
このスタンスで愛していたのに、最後相談もなくいきなり別れを告げてきたのですから。
でも別れを告げられた大晦日、なら別れようといつものように言ってしまったことを激しく後悔し、翌日の正月の日にもう一度考え直してくれないかと言いました。
でも彼女は冷たく、もう無理、連絡先もいますぐ消したいとまで言います。
忘れてはいけません、僕は自習室です。
メンタルはズタボロです。
それくらい愛していたということなのでしょう。
本当は友達に戻りたかったです。それも当然伝えましたが、もちろん拒否。
僕としてはせめて友達に戻してそこから自然消滅させたかったんです。
だってつい24時間前に僕は彼女を全力で愛していたのですから。
別れようの一言で全てが変われるから苦労はしません。
でも彼女は冷徹です。
だから僕は妥協点として1ヶ月後、つまり受験がひと段落するタイミングです。
ここで最後に連絡を取ろうと提案します。
別にそのでやり直そうとは言わない、だけどいきなり話せなくなるのが一番怖い。
だから最後にそこで連絡を取れるようにしたい。
彼女は嫌々承諾してくれました。
僕に対しては相当な嫌悪感を抱いていたようです。
でも僕からしてみれば彼女が愛を返してくれないから、甘えて愛を確認した結果、その愛に対して嫌悪感を感じたから別れてくれと言われているのと同義です。
そんな理不尽なことはありません。
彼女も身勝手でごめんと謝ってきましたが、それは道を譲ってもらうときのすみませんにしか聞こえなかったです。
僕も最後に話し合おうと言わなかったのは悪かったと思います。
挙句次の日に話し合おうというのですから。
でもそもそも相談をしてくれない彼女にも問題はあります。
男なら女を庇ってやれという意見が聞こえてきそうですが、それは同意見でした。
そんなもんと思っていましたが、いざ当事者になるとそんな呑気なこと言ってられません。
とにかく苦しくて1月2日の塾の授業は体調不良を理由に欠席。
部屋で先ほどの友達に話を聞いてもらったり、久しぶりにゲームをしたりYouTubeを見てダラダラ過ごしました。
でもそうしてる時は一番彼女のことを忘れられた。
だからといっていつまでもそうではいられません。
やはり寝る前など、暇が一瞬できると寂しくなってきます。
その度に友達にLINEをしましたが、本当に優しい人でいつでも話聞くよと言ってくれました。
彼女は相当追い詰められて余裕がなかったのはわかります。
でもだからと言って相談をしないのは変だと思いましたね。
彼女には言ったことがありませんでしたが、僕は付き合って1ヶ月で嫌な予感を感じ取りました。
それは好きと言ってくれないことよりも、僕の話をどこか上の空でしか聞いていないことです。
少し深い話をすると適当な解釈をして終わるんです。
くだらない話はみんな聞いてくれます。でも少し深い話をすると適当になります。
僕のことを知りたいのは表面上で、奥まで知りたいというわけではなかったのかもしれません。
そんな人だから長続きはしてもしれてるだろうとは思っていました。
でも受験くらいは持つと思いました。
僕がその判断をしていなければもっと早い段階で別れを僕から切り出していたはずです。
彼女のいいところ
今思えば何がよかったのでしょうか。
僕は彼女に可愛いねと言いまくりました。でも本音はまるっきり逆。
別にブスだなとまではいいませんが、理想からはかけ離れていました。
これは僕が顔も見ることなく付き合ってしまったことが原因です。
付き合って3日後くらいのビデオ通話で初めて顔を見た時、正直可愛いとはとても思えませんでした。
いつも話を聞いてくれました。それは聞くのが好きだからだそうです。
でも実際は先ほども書いたとおりくだらない話だけを聞きたがっていました。
実になる話なんてどうでもよかった。
甘えても受け入れてくれました。
それは最初のうちだけですぐに飽きてました。
正直何がよかったのでしょうか。
恋は盲目というのは本当ですね。
付き合ってる頃は顔も可愛く見えてたし、話も聞いてくれるだけで嬉しかったけど、そんなフィルターがかかっていたのでしょう。
僕はそれでもまだ相手との価値観のズレを認識していただけマシかもしれませんね。
立ち直り経過
1月2日現在、僕はおおむね立ち直りました。
まだ食欲はなく体重も減り謎の下痢に襲われましたが、だいぶ回復しました。
多分恋のフィルターが消えていいところが消えたのがいいのでしょう。
そして何よりもその友達です。
本当に無限に話す僕を全て受け止めてくれました。
本当に助けられました。ありがとう。
とはいえやはり写真を消す勇気もありませんし、ちょっとした思い出の品は捨てられません。
彼女からすれば思ったよりも早い立ち直りだと思います。
多分だいぶ早いです。
立ち直りが早かった理由
いくつかありますし、もう述べたものもあります。
1、友達がひたすら話を聞いてくれた
2、彼女の嫌なところをぶちまけた
3、体調不良を理由に体が求めるものに応えれた
これらが挙げられると思います。
とにかく失恋をした時にはひたすら友達に彼女の悪いところを言うのがいいと思います。
それが厳しいならあれはちょっと微妙だったくらいでもいいと思います。
友達に言いすぎると関係がそこでも崩壊する可能性があるので、悪口だけは1人で何かに書き出したり、独り言にした方がいいと思います。
そして体が休みたいといえば休み、飲み物が欲しいなら何か飲む。
これが一番だと思いました。
もちろん僕も2日で解決はしていません。
僕は寝る時でさえ思い出して苦しくなってきます。心臓が潰されるそんな感覚です。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
参考になっていただければ嬉しいです。
今後も立ち直り経過は更新をするつもりです。
1月3日現在、彼女がいなくても困らないことに気がつきました。
ふと考えてみると彼女は僕にとって必要だったのかと聞かれても別に必要でもなんでもありませんでした。
所詮恋愛ごっこを楽しんでいただけですから。
僕が告白しようとした本当のきっかけは誰にも話したことはありませんが、釣りバカ日誌という映画を見たことです。
主人公浜崎伝助は釣りが大好きです。
そしてそれと同じくらい妻・浜崎みち子を愛していました。
そしてその2人はいつでも仲が良く、子ども鯉太郎が産まれてもラブラブに生活をしていました。
結局僕はそれに憧れただけなのかもしれません。タイミング的に少し見ていましたから。
だから別に困ることはないんです。
強いていうと色々話は聞いてくれました。
これができなくなるのは少し寂しい気もしますが、それくらいはまだなんとかなります。
僕はこの記事を彼女に見せてやりたいです。
別に最初から大好きで告白したわけではない。所詮高校生の恋愛ごっこに付き合わされてただけだから別れても困らない。
むしろ大学に入ってから自由に恋愛を楽しめるならありがたいくらいだ。
多分僕は恒常性バイアスとやらにやられているのでしょう。
今のこの状況を維持したい、変化したくないという本能です。
いわば狩猟採集で暮らしていた頃の安全な生活を手放したくない本能ですね。
多分これが僕を苦しめてるだけで、どうせ別れる前の1ヶ月は大して話もしてくれなかったし変わりませんね。
僕がここまで彼女をボコボコに言うのはいくら顔がタイプでなくても、僕の話を聞いてくれなくても、平気で人に別れを告げるような人間でも別れは辛いものだからです。
僕は彼女を恨んだりはしてないし、今後もするつもりはありません。
むしろ僕の恋愛ごっこによく耐えてくれたと思います。
さらに言うなら蛙化現象を始め、本当に好きになった人と付き合うときに必要な気遣いの仕方を教えてくれましたね。
多分次の彼女ができたら僕は真っ先に、蛙化現象になったりはしないか、生理について、何かあったらお互いにいつでも相談をすることを約束するでしょう。
僕は彼女に対して生理について聞いていました。
それなりに配慮してあげたいと思い勇気を出して聞きました。
でも蛙化現象は全く知らなかったから聞くこともなかったです。
でも教えて欲しかったと言うのはあります。
だから次の彼女ができたらそういう体質だったりがないか聞くと思います。
僕はHSPです。
HSPとは
生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。
HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、即生まれ持った性質であることがわかっています。
僕は自分がこれであることを理解しています。
だから僕は彼女に積極的にこのことを伝えました。
それは恥じることでもないし、相手が知っておいてくれればと思ってのことです。
あまりにも相手の感情を理解できてしまうHSPは少し不気味とさえ言えるのかもと僕は考えています。
だからこそ積極的に伝えました。
それを次の彼女でもお互いにやりたい、そう考えています。
そう言った意味でも今回別れた彼女には感謝ですね。
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