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やまとみずほの国に生まれて

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大和は倭にあらず大きくなった和です。阿波は邪馬台国やソロモンの秘宝など伝説の宝庫。「やまとみずほの国」に生まれて「おおやまと」に暮らす弥真都満穂が熱く古代ロマンを語ります。
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#卑弥呼

天皇家探すはお門違い⁉倭の五王まとめ

やまとみずほの国に生まれて  第三十六話 第三十五話「狭穂姫忘れ形見復讐に現る八幡神は秦氏」第十五代応神天皇は第十一代垂仁天皇皇子の結論になった。第十三代成務天皇に皇子はおらず、第十二代景行天皇皇子の日本武尊と第十四代仲哀天皇皇后の神功皇后は幻。日本神話は各世代の成果をまとめ、超絶英雄を創る。王権確立には必要だ。第二十五話挿話「長髄彦討つ物部氏!神武東征最後の戦い」も同じである。 第三十四話「応神天皇を解かす前に倭の五王を特定」、倭王讃は応神天皇、倭王武は第二十一代雄略天

応神天皇を解かす前に倭の五王を特定

やまとみずほの国に生まれて  第三十四話 第三十三話「永遠の超絶ヒロイン⁉神功皇后は聖母?」において三韓征伐は第二十一話「阿波を隠す神武東征が欠史八代を生む」と同じ理由で、歴代の成果をまとめた。その歴代とは倭の五王ではないか。倭国に伊国の意味しかないのは、回想話「倭国の呪いが解けて邪馬台の由来が判明」にて述べた。かぐや姫は神功皇后がモデルとの説を追っていくと、伊の五王を発見した。 第ニ十八話「鵠の倭建から白鳥の日本武尊へ飛翔」の通り神功皇后の家系は怪しい。神功皇后は第九代

永遠の超絶ヒロイン⁉神功皇后は聖母?

やまとみずほの国に生まれて  第三十三話 神皇正統記は第十五代天皇と記したのだが、1926年大正15年10月の皇統譜令で神功皇后となった。大和王権も英雄を欲していたが、大陸進出のプロパガンダとして格好のヒロインとなる。男系天皇に神功天皇ではそぐわないし、ヒロインの名前は重要だ。そりゃ神功皇后の方が断然響きがいい。そして日本神話は歴代の成果をまとめて、英雄を創作するのが得意である。 第二十一話「阿波を隠す神武東征が欠史八代を生む」実際に奈良盆地を制圧したのは、第二十五話「長

白鳥神社を特定したら倭の五王が出現

やまとみずほの国に生まれて  第三十二話 日本武尊は白鳥になって故郷へ帰る。日本中に白鳥神社はあるがととさんの第十二代景行天皇の宮が第一候補だ。そのまたととさん第十一代垂仁天皇の宮と相撲神社を、第二十九話「相撲取る野見宿禰の埴輪に垂仁天皇歓喜」で紹介したが、その近くに景行天皇纒向日代宮伝承地もある。相撲神社はさらに山奥の穴師坐兵主神社の摂社だ。旧鎮座地が弓月岳が何とも曰くありだ。 秦氏に繋がる弓月君が直ぐ浮かぶし、月弓は月読の別名なのだ。月読が秦氏が信奉する神なら、天皇家

鵠の倭建から白鳥の日本武尊へ飛翔

やまとみずほの国に生まれて  第ニ十八話 大佛鐵道記念公園から全長5kmも続く佐保川の桜並木は素晴らしい。その佐保川に名を残す、第十一代垂仁天皇の皇后が狭穂姫である。そしてその兄の狭穂彦の謀反が垂仁朝最大の事績。二人の板挟みになって、最後は幼子を残し兄と共に焼け死ぬ。古事記は皇子の誉津別を火中に生むが、日本書紀は豊玉姫と同じ出産シーンはまずいと考え、幼子を差し出して火に飛び込む。 そして狭穂姫の伝承地が、佐保山に鎮座する狭岡神社にある。藤原不比等が敷地内に祀ったと伝わるが

万世一系詔の崇神天皇が四道将軍派遣?

やまとみずほの国に生まれて  第ニ十七話 第三話「桃太郎は木眉津彦か和歌岳彦か」を書いたとき崇神天皇が大叔父を派遣するか時系列的に疑問だったら、古事記は第七代孝霊天皇と記録する。もっとひどいのは丹波道主命は丹波で生まれた。ととさんの日子坐王をそのまたととさんの第九代開化天皇が丹波へ婿入りさせた。出雲を支配したのは倭建が出雲建を討ってからなのを、支配済とする大嘘に比べたらかわいい。 出雲振根はの倭建の謀略とそっくり。大国主を出雲大社に祀るにはとっくに国譲りが終わってないとお

倭国の呪いが解けて邪馬台の由来が判明

やまとみずほの国に生まれて  回想話 卑弥呼はアマテラスではなくツクヨミだろうと必死に考えたが、これはもう神話の罠に落ちている。魏志倭人伝に登場する人物最初から神の分けない。そして、出雲と日向で戦争するから、その当時の国が大きいと勘違いする。ギリシャのポリス、都市国家ぐらいに考えるのがちょうどいい。そしてもっと勘違いして、不毛な議論を呼ぶのが倭人が発する言葉の漢字表記である。 出雲大社は大国主を禁足するためですが、封印する側から派遣された祭祀の家に伝わる口伝は、阿波を隠す

倭面土は伊面津(橘港)金印隠しました

やまとみずほの国に生まれて  第十二話 第十一話「八咫鏡は魔鏡(卑弥呼は二度死なない)」にアマテラスは卑弥呼ツクヨミの死に関与したスサノオを追放して、実権を握ったと書きました。スサノオは腹を空かして彷徨っていたところをオオゲツヒメに腹を満たしてもらったのに、食材を口や鼻や尻から出していたため殺めます。大宜都比売は大月姫とも書けるので、月読を殺したことを暗示しているのでしょうか。 大宜都比売は国生みや神生みで名が出てきますが、活躍がないのが忍びないのか突然の登場です。まあ「

天岩戸伝説は最初の大嘗祭?

やまとみずほの国に生まれて  第十一話挿話 第十一話「八咫鏡は魔鏡(卑弥呼は二度死なない)」にて、八咫鏡は魔鏡と書いた。八咫鏡は後に三種の神器になりますが、他の二つの神器は草薙剣と八尺瓊勾玉、それぞれ大和王権の武力と祭祀力の象徴です。しからば八咫鏡も皇統の正しさの証しだけでなく、何らかの意味があるはずです。天岩戸とは卑弥呼の他界、ツクヨミが本当に隠れた後、アマテラスが引継ぎました。 現代は天皇即位の大嘗祭の際に、阿波忌部三木家より献上された麁服を纏うことにより天皇になりま

仏教公伝が邪馬台国卑弥呼を隠す

やまとみずほの国に生まれて  第一話挿話 第一話の「国生みは壮大な王権拡大プロジェクト」において、卑弥呼の時代は神武東征より前と書いた。卑弥呼が記紀に記載されていないのが不可解との意見が多くあるが、万世一系の天皇家の祖先を天照大御神とするなら隠すのは当たり前だ。神武天皇の即位は紀元前660年である。先祖が紀元後の人物では歴史にならず、神功皇后ぐらいにしないと時系列が全く合わない。 戦前まで天皇は現人神ですから、当時は簡単に皇紀延長は信じられました。大唐に対抗して皇統を旧く

倭女王と狗奴国王の不仲は連合国の根拠

やまとみずほの国に生まれて  第十話挿話 魏志倭人伝原文 倭女王卑彌呼與狗奴國男王卑彌弓呼素不和 日本語訳 倭の女王卑弥呼は、狗奴国の男王卑弥弓呼と旧より不和である。 第10話「天照と素戔嗚の誓約は女王と男王の確執」において、上記の女王と狗奴国王の不和を神話化したのが、「アマテラスとスサノオの誓約」だと書いた。卑弥呼は引き籠もりのツクヨミだから、スサノオの相手をしたのはアマテラスなのだが、女王の名前が卑彌呼で狗奴国王の名が武器である弓の字だけが多いことに違和感を感じ、卑彌

八咫鏡は魔鏡(卑弥呼は二度死なない)

やまとみずほの国に生まれて  第十一話 第十話「天照と素戔嗚の誓約は女王と男王の確執」に天岩戸伝説は卑弥呼の死と書いた。もちろん卑弥呼は人なので復活したりしません。卑弥呼は後世に月の女神であるツクヨミに習合されます。ツクヨミの宣託にて邪馬台国は王権拡大したのですが、その神通力が失われると元の倭国大乱に戻りかねずこれからどうするかお先真っ暗になったことを太陽が隠れたと神話化した。 魏志倭人伝 卑弥呼の死によって大いに塚が作られた。径は百余歩、 殉死した奴婢は百余人。さらに男

狗奴国がまさかの邪馬台国連合国

やまとみずほの国に生まれて  第九話挿話 魏志倭人伝原文 倭女王卑彌呼與狗奴國男王卑彌弓呼素不和 日本語訳 倭の女王卑弥呼は、狗奴国の男王卑弥弓呼と旧より不和である。 第十話「天照と素戔嗚の誓約は女王と男王の確執」に、「女王男王不和」をグーグル翻訳すると、上記「不和」が「確執」に訳されると書いたのだが、第九話「倭女王卑彌呼與狗奴國男王卑彌弓呼素」にて、倭女王の「卑弥呼」は「日彌王」、狗奴國男王の「卑弥弓呼」は「日彌弓王」の称号と書いた。名前なのに武器の「弓」だけが違い、「

【日本神話を阿波実話へ】1万回視聴

やまとみずほの国に生まれて  閑話 「草薙剣は剣山から吉野川支流に流れ出た」から本シリーズを始めた理由はなぜ記紀(古事記と日本書紀)は生まれ育った阿波を隠すのかと多いに疑問を持ったからで、そんな秘密を簡単に読み解ける分けないと思っていたら、最初の国生みを書き終わる頃には、背筋も凍る国家機密だと気づきました。そりゃあ自らの出身地である阿波も秘匿するなと納得してしまう秘事です。 これはnoteに細々と書き連ねるのではなく、阿波邪馬台国を唱える方やもっと多くの方にこの秘事を伝え