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珈琲を淹れる

ガバガバ飲める程カフェインに強くはないのだが、不思議と毎朝珈琲が飲みたくなる。午前中数杯飲んで満足すると、午後からは紅茶になる。紅茶ならガバガバ飲める。1リットルの湧水を薬缶で沸かして水筒に紅茶を詰める。

学生時代、研究室には三時のおやつ文化があり、教授に会いに来るお客さんからの高級洋菓子が楽しみだった。珈琲を淹れるのは学生たちの仕事で、先輩が珈琲の淹れ方を教えてくれた。ペーパードリップだ。先輩は別の研究室の教授から教わったらしい。デザイン学科だからか、洗練されてシンプル、美しい流れのある”所作”だった。先輩は昼ごはんの後にも珈琲を淹れてくれたので、当時は昼ごはんを食べると珈琲が飲みたくなった。

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