島貫 陽|奥羽旅人ネイチャーセンター

奥羽地方にビジョンドリブンのネイチャーセンターをつくっています。旅人の楽しい時間を実現…

島貫 陽|奥羽旅人ネイチャーセンター

奥羽地方にビジョンドリブンのネイチャーセンターをつくっています。旅人の楽しい時間を実現する場所・人・モノ・仕組みづくりをする会社、YaH株式会社の代表。古物商(道具商,自転車商)

最近の記事

川魚の好む環境を考えてみる

川に棲んでいる魚のうち、日本人が最も身近に感じる魚はメダカだと思います。童謡「めだかの学校」で子供の頃から多くの人が知っている魚です。食べる魚の場合は、アユやニジマス,イワナ,サケ,ウナギなどでしょうか。ウナギを除けば、小学校や中学校の林間学校で川に入って手掴みして焼いてもらって食べた記憶がある人も多いのではないでしょうか。 「川の魚」と聞いて、多くの方がイメージするものは、おそらくこの程度だと思うのですが、川にはもっともっと多様な魚が棲んでいて、昔の人はもっといろいろな魚

    • 「つくって売る」ということ

      先日書いた記事の「つくって売る」ことについて、私にとっての始まりを振り返って書きたいと思います。 「つくって売る」最初の体験見習い時代の大きな怪我で、私の木工職人時代は短期間で終わってしまいましたが、環境教育から木工へ転向したことで、私は木育という手法を知ります。 木育とは、木のものづくりをする過程で森や樹(木材),つくっている道具の周辺の文化や歴史・意味などについて体験的に学ぶことができる森林環境教育の手法の一つです。 岐阜県の県立専修学校で、私は自然観察に使う虫眼鏡

      • 勝手に師匠にする

        私のこれまでの人生には師匠が何人もいた。 血縁にもいたし、知人,そして会ったことがない人にもいる(いた)。 師匠の決め方は「吸収するものがあると感じること」のみ。 本人から許可をもらうことはなく、本人は知らないことの方が多い (そのことを本人に言うとだいたい嫌がられる)。 「この人を師匠にしたい」と思ったら、その人は「師匠」だ。 新しい師匠ができた時、まだ会ったことがない人なら、やはり「会ってみたい」と思うもの。 私の場合、「会いたい」は「すぐに会いに行く」に結びつくように

        • 珈琲を淹れる

          ガバガバ飲める程カフェインに強くはないのだが、不思議と毎朝珈琲が飲みたくなる。午前中数杯飲んで満足すると、午後からは紅茶になる。紅茶ならガバガバ飲める。1リットルの湧水を薬缶で沸かして水筒に紅茶を詰める。 学生時代、研究室には三時のおやつ文化があり、教授に会いに来るお客さんからの高級洋菓子が楽しみだった。珈琲を淹れるのは学生たちの仕事で、先輩が珈琲の淹れ方を教えてくれた。ペーパードリップだ。先輩は別の研究室の教授から教わったらしい。デザイン学科だからか、洗練されてシンプル、

          【随時更新】みんなでつくる生物季節観測の記録2020

          昆虫2/25 山形県鶴岡市 ナナホシテントウ 目撃(知人情報) 4/3 山形県鶴岡市 テングチョウ 目撃 4/11 山形県酒田市(旧平田町) ビロードツリアブ 目撃 4/19 山形県飽海郡遊佐町 ブユ 目撃 4/27 山形県鶴岡市  目撃:ルリタテハ,ビロードツリアブ,ヒトリガ(幼虫) 5/5 山形県飽海郡遊佐町  目撃:トラマルハナバチ,ガムシの一種(成虫)ガムシの一種(幼生) 5/6 山形県酒田市(東部)  痕跡:チョッキリの一種(ブナ,揺籃) 5/9 山形県鶴岡市(北部

          【随時更新】みんなでつくる生物季節観測の記録2020

          見習うことにした

          秋田でセレクトショップをしている古物商さんから聴いたお話。 「委託販売ではなく買取販売にすることのメリット」 これを私も見習うことにした。

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          誰にでもできる。「無」の中に「ある」をつくる

          「ヨソモノ」はマイナスイメージ?「地元の人」ではない外から来た人は「ヨソモノ」と呼ばれたりしますが、「ヨソモノ」と聞くと、マイナスのイメージを持つ人が多いのでしょうか。 「ヨソモノ」を受け入れる側にとっては特にその傾向が強いのかもしれません。 外から移住してきた人が地域に受け入れられるのはいつなんでしょうか。 以前聞いたのは、「移住者に子どもが生まれて、その子が成人する時、その子は初めて地域に受け入れられる」というような話。しかし移住一世は、子どもが受け入れられるよりももっ

          誰にでもできる。「無」の中に「ある」をつくる

          ナビゲーションシステムの使いやすさ

          ナビゲーションシステムとして使っているGoogleマップが変わってきた。最初に示された、目的地に向かう3つくらいのルートの中から、最速ではないが経由地を通るルートを選択し、走行開始。  ところが、「もっと早く到着するルートが見つかりました。そちらに変更する場合はタップしてください」と走行中に突然言い出して、変更するつもりはなかったので、そのままにしていたら、いつの間にかルート変更されていた。「変更しない時はタップせよ」ということだったのだろうか? これがAIなのか?今回は変

          ナビゲーションシステムの使いやすさ

          冬のレイヤリング

          両親と暮らしていた頃の記憶。父はズボン下を愛用していて、出勤する時は、いつもスラックスの下に穿いて出かけていた。僕にはそのような習慣はなかったので、その光景は滅多に思い出すことのない、記憶の奥の方に仕舞い込まれたイメージでしかなかったのだが、今はしょっちゅう思い出す。僕もそれを愛用するようになったからだ。 アウトドアの世界では、それはズボン下ではなく、ベースレイヤーと呼ばれている。アンダーウエアとも呼ばれ、簡単に言えばパンツの上に穿く下着だ。皮膚のすぐ上に穿く。穿くようにな

          仕組みをつくる専門商社でありたい

          2019/12/04 公開 2020/08/24 加筆修正 こんにちは、島貫 陽です。 YaH株式会社〈読み:ヤア〉の代表をしています。 弊社は、山形県酒田市に本社があります。酒田は私の地元ではなく、いま私が奥羽地方の日本海側で活動していることは、これまでの縁によって導かれた結果だと感じています。 大きな転機と縁私は仙台市に生まれ、そのあと父の転勤で埼玉県に移り、高校まで過ごしました。学生時代は再び仙台に戻り、卒業後は全国各地の環境教育系施設で10年ほど活動しました。

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          晩秋の定番!カリンジェリーをつくろう

          【途中から一部有料です】 こんばんは、島貫です。 僕はここ数日、風邪をひいてしまって喉と鼻の苦しい状態が続いています。今年の風邪は喉に来ると僕の知人も話していましたが、今日はそんな症状を治すのにもぴったりな、カリンの実を使ったシロップづくりのお話です。 カリンの季節10月下旬、カリンが手に入るのは、今頃じゃなかったかな?と思い出して、Facebookを通じて譲っていただけないか呼びかけてみました。すると、3人の方から譲ってもいいとお返事をいただけました。 カリン?カリンジ

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          晩秋の定番!カリンジェリーをつくろう