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照明散歩《しょうめいさんぽ》新国立美術館


照明デザイナーの観点から、私が訪れた空間の中で美しいと感じた光の体験を発信しています。

第2回目は「新国立美術館」です。

建築家黒川紀章によって設計設計された美術館です。
波のようにうねるガラス壁が特徴的な美術館です。アトリウム部分は展示会を見ない方にも開放されておりカフェやレストランが併設されています。

「森の中の美術館」をコンセプトに設計されたこの建物は、昼間はガラス越しに周囲の公園の様子を伺うことができ、四季の移ろいを感じることができます。
カフェやレストランで、ガラス張りの大空間の中でたっぷりの日差しを浴びながら、外の景色を楽しみながらゆっくりすることができます。



日が沈み周りが暗くなってくると、展示室側の壁一面から優しい光が溢れてきます。


光壁の効果で木ルーバーと人が動く様相がブラックアウトして
影絵のようにうごめく姿がとてもロマンチックでお気に入りです。

外から見ると一つの大きなランタンのように静かに光を放っています。


現在新国立美術館にて開催中の「大巻伸嗣ー空間のゆらぎ」展のレビュー記事はこちら
https://note.com/yamato795/n/n57c0c9f4a7c5?sub_rt=share_pw

入場料無料ですので是非この機会に新国立美術館に訪れてみてください。

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