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ファッションと顧客体験の話①

※今後も顧客体験について書きたいので①としてみた。

こんばんは。山崎です。

最近マーケティングの記事では、CX/カスタマーエクスペリエンス/顧客体験などのトレンドワードを目にすることが多いです。
そんな中で、ファッション好きな1人のユーザーとして思うこと。

ファッションにおける一番の顧客体験は、袖(足)を通した時の感情がアガル瞬間かな。と思う。

なれないキモ撮りでの靴の画像は最近購入したニューバランスCM996と、
(わかりにくいが)同じくニューバランスのアパレルライン WTTのパンツ。

これ以外にもニューバランスは複数所有しているが、いずれも初めて着たときの感動が素晴らしく、それぞれリピート買い。
パンツであれば、足を通した時のストレッチ性からくる履き心地に感動。
靴であれば、立ち上がった時のクッションの柔らかさや、靴の軽さによる感動。他のスポーツブランドとは異なる感動があるブランドだと思う。

顧客体験という意味では、いろいろと出来ることはあると思うが、個人的な意見としては所有することの満足感って特別だと思っているし、思わず人に語りたくなるようなアイテムであることが、選ぶ基準にすらなっている。

ファッションブランド本来の、製品を通じて提供できる価値そのものが顧客体験につながっているのって理想的だなと思う。

顧客体験を期待して買ったわけではないのに、結果的に良質な体験を享受しているし、気が付けばリピーターになっている。この自然なブランドとの関係構築ってすごく良いし、心地よい。

やはりマーケティングのテクニック的な取り組みによる顧客体験って限界があると思うし、簡単にマネができてしまう程度の差別化にしかならないから、本当の意味で体験価値による差別化を狙うなら提供できる価値を磨き続けることって本当に大事なことだなと。

ビジネスの世界で接しているとなかなか気づけないことでも、1人のユーザーとして改めてブランドと向き合ったときに思うことってたくさんある。ポジティブなことも、ネガティブなことも。

ビジネス上ではマーケティングの支援をする立場であっても、この生活者の目線を持ち続けることを忘れないでいたいと思います。


ではでは。

山崎

仕事やプライベートの気づき、想いをつづっています。 励みになりますので、何か感じた方はリアクションをお願いいたします。