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ブックガイド

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#日記

本当に読書好きなのかが、分からなくなった話

私は本が好きだ。 本という媒体が好きだ。 紙の感触も好きだし、読み進めて残りのページが減っていくのを見るのも好きだ。 知らないことを知ることも好きだ。 読みたい本リストは無限に増えていくし、読んだ本リストも日々更新している。 でも最近、本当に読書が好きなのか分からなくなった。 読んだ本はどんどん増えていくが、浅い読みしかできていない気がしている。 表紙は覚えていても内容を覚えていない本が多い。 この本でこれを掴んだ!という感覚もほとんどなく「なるほど〜、実践してみよう。」と

誰もが生きるために、書いていい

はじめまして。 クロスメディア・パブリッシングという出版社でビジネス書の編集をしている石井といいます。 日々、様々な原稿を拝見し、感想を述べたり、アドバイスをしたりしていますが、自分で文章を書くのは苦手です。 だから、こんなありきたりな書き出しになっていたります。 そんな私が今回、はじめてnoteを書いてみたのは、『書く習慣』という本をつくったからです。 この本は、美文や名文の書き方を教えるのではなく、「書く」こと自体の素晴らしさと、「さあ、あなたも書いてみよう」と伝える本

本の出会い系で名著とオフ会

とにもかくにも、本を読んでいる。 最近、「Chapters」という選書サービスを利用しはじめた。 Chaptersは毎月4冊の本だけを取り扱う月額制のオンライン書店です。どんな本かはあなたの元へ届くまでのお楽しみ。添えられた紹介文をもとに、気軽に一冊をお選びください。 名前が伏せられたままの本4冊の中から、紹介文を頼りに1冊を選ぶと、それが郵送で送られてくるシステムだ。 ブックカバーやしおりがオシャレで小粋 今回はその利用レポを書いてみようと思う。 本は友達であり恩

目的もなく本を読む。

仕事で必要だから。 勉強をしているから。 このことに興味があるから。 本を読む理由は無数にあります。 動機の発端は、知りたいという気持ち。 本を読むことは、自分の知らない何か新しい知識と出会うことでもあると思うのです。 でも、そうした理由をとくに持たないまま読書というプロセス自体を楽しみたいときもあります。 そういうとき、ぼくは小説や伝記を手に取ります。 そこからなにかを学ぼうとか、仕事に活かそうとかは考えずに。 純粋に物語の世界に没頭する時間。 同じ読書でも、学

ミーニングノート でチャンスを見つける

「ミーニング・ノート 1日3つチャンスを書くと進む道が見つかる」(金風舎)を出版して1年が経ちました。 おかげさまで、ミーニングノート を書く方も増えてきて、「2020年にライフハッカーが最も購入したビジネス書」の第5位にも選ばれました。 2020年1月には、オンライン・コミュニティもはじめて、延べ138名の方が参加してくれました。「毎日みんなとチャンスの話をする!」という長年願っていた生活を送ることができています。 ただ、本を出版した2019年と2020年とでは、ガラ