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和尚のつぶやき #209(人の価値)

〇やさしい人 こわい人 〇〇な人
 私たちは人を分類する
 同じように人からも分類されている
 分類すると便利だが
 大切なものを見失ってしまう
 人にはやさしさもあれば
 怖いところもある
 正直なところもあれば
 嘘つきなところもある
 当たり前なことだ
 いくら正直な人だと言われても
 嘘をつきたい時もある

 正面から見るのもひとつ
 背面から見るのもひとつ
 浅く見るのもひとつ
 深く見るのもひとつ
 相手にも自分のいろいろな面を
 見てほしい
 どうしても軽い気持ちで
 あなたやさしいねとか
 あなた迫力があって怖いわとか
 人に言ってしまうことが多い
 よく考えるとその軽い言葉が
 相手を傷つけていることも
 多いのだろうと反省する

 人は決して単面で
 理解できるものではないし
 自分も理解してもらうのは
 難しいものだ
 人間には影も闇もある
 だからこそ輝けるところもある
 当たり前ながら気付きにくいことだ
 人を一言で評価するのはやめよう
 たとえ褒めることでも要注意
 何も言わずともありのままを
 認めるしかない
 人間の価値に理由はいらない

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