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和尚のつぶやき #266(優柔不断)

優柔不断と聞くと
物事が決められない
ふらふらした感じをイメージがあります
あまりいいイメージではありません
しかし優柔不断も決して悪いものではありません
逆に言うと優柔不断でない人とは
自分の信念を貫いて
一旦決めたことはえない強い人
と言うことになります
誰しも優柔不断な奴だと
言われたくはありませんが
人からの批判を受けたくないために
優柔不断にならないというのが
すでに強さではなく弱さの表れです

特に経営者や代表者、責任者は
優柔不断だと言われること
そのように誤解されることを
恐れてはいけません
優柔不断だと言われる覚悟で
物事を進め、判断しなければなりません
自分の信念や決断にこだわることは
リスクでしかありません
自分のメンツやプライドなどは
二の次、三の次でないようでは
トップは務まりません

馬鹿と言われようが
間抜けと言われようが
臨機応変な判断が求められます
理念や信念はこだわるものではなく
自分の根底にあるものですから
優柔不断で慎重で臆病であることと
関係ありません
仏典に柔軟心は金剛心という言葉があります
硬いものは脆い 柔らかいものは強いのが
自然の摂理です
この変化の多い時代にあって
優柔不断に臨機応変に朝令暮改で
生き抜くことが生き残る手段です


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