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介護士達の士気を高めて離職率を下げる!  ★高める為に内部から出来る事★


介護士の士気は全体的に低いと思う

モチベーションDOWN!!

私は特養、デイサービス、地域包括支援センター、障害者支援施設にて介護士、生活相談員、ケアマネ、生活支援員(障害)として働いておりました。タイトル通りですが、あくまでも平均して他業種と比べて士気は低いと思います。士気の高い、低いなので、裏付けは取りにくいですしありません。強いて言えば介護業界の離職率の高さが半ば結果でしょう。私が関わってきた人達を見てきた感想です。勿論人にもよりますが的確に捉えていると考えております。

介護士全般の士気が低い原因として考えられる事

事業所や人により細かい理由は様々ですので以下4つあげました。

①給与が低い。

②職場のハード面が環境整備されていない。

③評価基準(人事考課)がよくわからない。

④人手不足により、そもそも士気の低い人を採用している。

★今回は私が一番お伝えしたい②をメインに深堀りしていきます★



①給与が安い

これは直接的な理由とならないと思います。結果として介護士本人に離職理由があり、『給与も安いし』と後付けだったり、自身を納得させる傾向にあります。私もそうでした(笑)従って二の次です。

②働き手の環境がしっかり整備されていない。
まず、正社員として採用されているのであれば、多業種同様、各々簡易的でもデスクを用意すべきであります。デスクワークがあまりない仕事だからなんていうのは言い訳です。営業マンが朝から晩まで会社の外で外回りしてきて、会社に帰ればブラック企業でもデスクくらいあります。別に立派なデスクでなくても良いんです。

当然パソコンも業務で自由自在に使えるようになっておらず、メールアドレスも付与していない所が多いです。担当職員へご家族からメールをしたい時もあるはずです。逆もしかりです。ご家族の電話がつながるとは限りません。ケアマネや相談員が一括家族対応しても結構ですが、現場の状況を事細かく知っているのは現場の人間です。

名刺もありません。ケアマネや相談員はありますが、介護職員が直接ご家族にお会いされた時に、必要と思える場面があるはずです。

【ではなぜ、介護士にもデスク、メールアドレス、名刺が重要か】


それは人間には帰属の欲求があるからです。会社に受け入れられたいという欲求です。マズローの5段階欲求の社会的欲求にあたります。大げさのようですが、人間はこの欲求が満たされない状態が続くと、孤独感や社会的不安を感じやすくなり、時にはうつ状態に陥るケースもあるようです。

会社への帰属の欲求にも応えていなければ、士気は当然あがりません。

③評価基準(人事考課)がよくわからない。
介護の仕事は評価が難しいです。介護技術と一言にいっても色々な見方があり、一概に言えません。ご家族からの称賛の声も一定の評価基準となるでしょう。大事なことは就業規則同様、社員に提示してルールを明確にしていく事だと思います。きっと賛同して向上心をもった介護士が現れるでしょう。

④人手不足により、そもそも士気の低い人を採用している。
士気が低いのであるからすぐに退職してしまいます。人手不足の悪循環です。すぐにてこ入れが必要でしょう。介護助手の採用、ボランティア依頼、余暇活動等は外部委託にしていく等出来る事は始めましょう。
上記でお伝えしたような、離職率を低くするために介護士の士気を高める事も同時に必要です。

まとめ

介護士達の士気を上げるには働きやすい環境と同時に帰属意識が大事です。
今回は介護士達の士気が下がる4つの項目をお伝えしました。

①給与が低い。

②職場のハード面が環境整備されていない。

③評価基準(人事考課)がよくわからない。

④人手不足によりそもそも士気の低い人を採用している。

介護事業所の人手不足に内側から変えられる事は他にもたくさんあると思うので検討していきましょう!

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