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サンクトガーレン(Sankt Gallen)のFRESH HOP IPA(フレッシュホップ アイピーエー)

【2021/9/18】
アロマはグレープやアップルのような感じ。
フレーバーはモルティさと苦みと甘さを感じることができ、軽いバーレイワインのように思える。
フレッシュなのかどうかは、俺には分かりません・・・。

【個人的好み度】★★★★★★★★☆☆ 8/10点

【ビール名】FRESH HOP IPA(フレッシュホップ アイピーエー)
【スタイル】IPA
【醸造所名】サンクトガーレン(Sankt Gallen)
【アルコール度数】6.5%
【IBU】37
【原材料】麦芽、ホップ
【国・地域】KANAGAWA(ATSUGI), JAPAN🇯🇵

《ホームページから引用》
https://www.sanktgallenbrewery.com/freshhopIPA/
■まるでホップのシャンパン。ドライな飲み口と圧倒的ホップ感
ホップは松ぼっくりのような形で、その1枚1枚の根元にビールの香りと苦味のもとになる黄色い粒"ルプリン"があります(写真右上)。
根元にあるルプリンを抽出されやすくするため、サンクトガーレンでは釜に投入する前にホップをむしっています。松ぼっくり状のホップを1枚1枚の葉っぱに分解するイメージです。
国産ホップのフレーバーは、海外のものに比べると繊細です。
その繊細なフレーバーを存分に引き出せるように、このビールはボディ(糖度)を極限まで落とし、ドライに仕上げています。
通常、ホップを大量に使うIPAのようなビールは糖度も高めにして、香り・苦味の強さに負けない厚みのある飲み口にします。
でも、このビールの糖度はほぼ0。
同じIPAスタイルのYOKOHAMA XPAは4前後、ゴールデンエールは3前後、“ドライ“で有名な某ビールでも1.5前後と言われるため、いかに定説を外れたビールであるかが分かるかと思います。
日本ではドライなビールというとシャープで硬い飲み口を想像する方が多いと思いますが、このビールはその逆。タンパク質の多い小麦麦芽やオーツ麦を使用し、クリーミーで柔らかな飲み口です。
大量のホップは全て、理論上ホップの苦味が抽出されない麦汁煮沸後に投入。
苦味は微かで、シトラスのようなホップフレーバーだけをビールに凝縮させました。
さらにホップニックによる2回のドライホップで、フルーティーなホップフレーバーを増し増しにしています。
糖度はほぼゼロでありながら、口に含むとホップのフレーバーから甘さを感じることが出来ます。ドライな飲み口に圧倒的ホップ感。まるで“ホップのシャンパン”のようなビールです。

ホップニック
ビールにホップの香りを強くつけたいとき、2次発酵中のビールにホップを漬け込む「ドライホップ」という方法が用いられます。 伝統的なドライホップの手法は、網袋に入れたホップをビールのタンクに吊り下げてビールにホップの香りが抽出されるのを静かに待つ、というものでした。 新たに導入したホップニック装置は、小さなビールタンクのような見た目で給水と排水のホースでつながっています。ホップニックの中にホップを詰め込んだら、ビールをホップニックとビールタンクの間で循環させます。ポンプでビールを動かすことで全てのビールを絶えずホップに触れさせ、従来の方法よりもホップの香りを強く引き出せるようになりました。

■合計7回のホップ投入。ホップ畑をそのまま詰め込んだような香り
サンクトガーレンが北杜市のホップを使い始めたのは2012年からですが、ここ数年は安定して収穫量が増えています。
それを活用して、通常は麦汁の煮沸段階で入れるホップを、その前の麦汁をつくる糖化段階でも入れてしまう“マッシュホップ”を取り入れています。
ホップの収穫量が多いときだけ出来る、贅沢な工程です。
マッシュホップ後、醸造工程では4回のホップ投入、さらに2回のドライホップを施し、ホップ投入は通常の約2倍の計7回。
栓を開けてグラスに注ぐと、まるでホップ畑の中にいるような青々としたグラッシーな風味が広がります。

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