自粛を経てセンサールマンの漫才が面白くなっているわけ
どうも、センサールマンの山﨑仕事人(非認定漫才師)です。
ライブが再開して漫才を3回ほどやりました。
そして、ふと思ったのです。
「あれ?自粛前よりもセンサールマン面白くなってない?」
と。
久しぶりに漫才をやれて楽しいだけという可能性も多いにあるのですが、でもめっちゃ面白い気がするんですよね。
ひとつは植男さんがヒゲを生やしてて見た目が面白くなってるのもあるんですが(僕はコンビ結成当初からずっとヒゲを生やすようお願いしてました)、どうもそれだけじゃない気がします。
自粛前のセンサールマンは沢山の舞台に立っていました。
所謂お笑いライブもそれなりの数だったのですが、それよりも多かったのがZAZAでの寄席です。
違いとしては、お笑いライブは主にお笑い好きの人が見に来るのに対して、寄席は大阪に観光に来ているそんなにお笑いに興味のない一般の方が主な客層となります。
この2つは似て非なるものなので同じネタをやるにも若干やり方を変えなければなりません。
同じ曲だけどロックVerで歌うのとバラードVerで歌うのくらい違います。
どっちが良い悪いというのはありませんが、芸人によって向き不向きはありまして、センサールマンは本来は寄席に不向きの芸人です。
しかし寄席の舞台数が多いことで必然的に寄席に合わせやり方に寄ってしまい、この数年は正直少し自分達本来のスタイルを崩しているなぁと感じていました。
ライブと寄席とを上手に使い分けられたらいいんでしょうが僕らはそんなに器用じゃないので、使い分けてるつもりでもどうしても寄席の方にやり口が寄ってたんですね。
だもんで、これはマズイぞと思い、実は自粛になる数ヶ月前から事務所に相談をして寄席の回数を減らしてもらっていたんですが、その直後にコロナがやってきて減るどころかゼロになっちゃいました(笑)。
そうして三ヶ月間の自粛を経て久しぶりに漫才をやったわけですが、これがまぁ面白い面白い(見てる人がどうかは知りませんが僕はめっちゃ面白い!)。
きっと、休んでたせいで寄席の癖が抜けて本来のバランス感覚に戻ったんじゃないかなぁと個人的に思っています。
もちろん寄席が悪いわけではなく、向き不向きの問題です。
それにセンサールマンにとっても寄席は大事で、寄席のおかげで漫才の技術が上達しています。
数年前の自分達の漫才を見たら下手過ぎて(特に僕が)、寄席がなかったらと思うとゾッとします(笑)。
要はバランスですね、バランス。
料理で調味料の分量が大事みたいなもので、センサールマンにとってはお塩少々くらいの感じで寄席に出るのがいいバランスなんじゃないかという話です。
というわけで今のセンサールマンはめっちゃ面白いのでどうぞ舞台かもしくはライブ配信でご確認くださいませ。
今のうちに見とかないとまた何ヶ月後かにはバランス崩してるかもしれませんよ(笑)。
※以下、有料記事は『寄席だけではなく実は事務所ライブも減らしていた理由』みたいな内容です。
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