客席への対応や客いじりを褒めていただけることがありますが、あれは接客業におけるマニュアルみたいなものなのでそんな大層なものではありません。
どうも、センサールマンの山﨑仕事人(プロのお笑い芸人)です🐈
よろしくお願いします。
不測の事態に対応。
舞台に立って漫才をやっていたりしますと客席から不測の事態が起きることがあります。
携帯電話が鳴ったり、赤ちゃんが泣いたり、野次を飛ばされたり。
無視するわけにもいかないのでどうにか対応するのですが、それをえらい褒めていただけることがあります。
「よく咄嗟にあんな対応できますね!凄いです!さすがプロ!」ってなもんで。
ありがたいことです。
実はそんなに大層なことじゃない。
ただ、褒めてもらえるのは嬉しいのですが、正直そんな大層なことじゃないんですよね。
そういうものへの対応って実は比較的簡単なんです。
ある程度の芸歴(経験)さえ積んでいればいくつかのパターンがあって、ある種マニュアルに近いところがあります。
先ほど「不測の事態」と書きましたが実際にはさほど「不測」ではないんです。
もちろん例外はあって対応が難しいものはあるし、いつも上手くいくわけでもありませんが、一般の方が想像されるよりも難易度はだいぶ低いです。
客いじりなんかもそうで、「何を言われるか分からないのによく返せますね!」なんて言われますが、あれもほぼほぼパターンです。
だいたいの「お客様側から言われるパターンが」あって、だいたいの「それに対する返しのパターン」がある。
それなりの経験があれば誰だってそれなりの返しはできるんです。
まぁ「経験があればできる=経験のない素人にはなかなかできない」という意味では「さすがプロ」というのはその通りなのかもしれませんが。
ちなみにですが、経験で誰でも「それなり」はできますが、「それなり」以上のことができる超上手い芸人さんっていうのももちろんいらっしゃいます。
SNSで褒める人、貶す人。
SNSなんかでもたまに舞台を見に行ったお客様の感想でそんなものを見たりします。
「○○さんの対応が凄かった!神!」ってなもんで。
ただ正直いつも内容を読む限り「いや芸人なら誰でもそれくらいの対応はするで?」ってレベルのもので、おそらく褒められた本人も気恥しくなるんじゃないでしょうか。
とはいえ褒めらるは悪いことじゃありません。
良いことです。
どんどん書いていただければと思います。
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