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英語学習アプリをChatGPTとYouTubeで開発した話

はじめまして、アプリやWebでエンジニアをしている「やまし」(@yamashi_jp)と申します。
開発したlangTubeという言語学習アプリを先日iOS・Androidストアで公開することができました!

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Android

開発への想い

普段の英語学習ではパソコンでYouTubeを使って勉強し、Chrome拡張のLanguage Reactorを使って字幕を確認していましたがスマホやiPadで動画を見ながら英語学習できる良いツールが見つかりませんでした。その時感じた課題を解決するためにこのアプリの開発に至りました。

また英語⇆日本語だけでなく、フランス語⇆スペイン語など多言語を学べるようなアプリを目指しました。多言語の学習に対応することで世界中のより多くの人に使ってもらいたいという想いがあります。
まずは是非ダウンロードしてみて下さい。

どんなアプリ?

langTubeはYouTube動画を字幕付きプレイヤーで視聴し、単語や文章をフラッシュカードで保存できるアプリです。
シャドーイングやリスニングの勉強をどこでも気軽に出来るアプリを目指しました。

langTubeは言語学習アプリで、以下のような機能と特徴があります。
・ChatGPTを提供するOpenAIを利用できる
YouTubeの字幕を確認しながら操作できる動画プレイヤー
・覚えたい文章や単語をフラッシュカードとして記録
・GoogleログインしてYouTubeのデータをインポート

アプリ機能の詳細

1. YouTube+字幕付きプレイヤー
Googleアカウントでログイン後、登録チェンネルやお気に入りの動画のデータが取得されます。

画面下のプレイヤーコントロールバーでは矢印で字幕の操作「戻る」「進む」「繰り返し再生」、そして字幕のオートスクロールの実行/停止が可能になります。

基本設定時、字幕は動画に合わせて流れます。また、字幕のリボンボタンでカードを登録できたり、単語をクリックすることで意味が調べられます。

2. フラッシュカード作成
フラッシュカードの作成後はカード一覧画面で動画ごとに繰り返し学習ができます。
スワイプでカードに学習済/未学習の記録をつけていくことが出来ます。

3. AIで文章/画像を自動生成
カード作成時にOpenAIを使ってカードを作成することが出来ます。
・赤いボタンでは上部のフォームに入力している単語からAIが文章/単語の意味と例文が生成してくれます。モデルはtext-davinci-003を利用しています。
・青いペイントのボタンでは、今記載している単語から自動的に画像が生成されます。これにはDALL·EのAIモデルを利用しています。

プレミアム機能

AIの利用料金やサーバー費などの捻出のためプレミアム枠を作ることにしました。プレミアム特典としては以下の5つです。

  • AIテキスト生成・AI画像生成の利用上限UP
    テキスト生成は40回/日まで画像生成は20回/日まで利用可能
    非プレミアムはテキストは10回/日、画像は5回/日まで

  • 無制限にフラッシュカードが作成できる
    非プレミアム会員は6動画まで

  • 作成したフラッシュカードのCSV出力

  • 字幕のPDFダウンロード

  • 広告の削除

AIの利用に関しては初期リリースの段階では利用料金高騰の懸念のため回数制限をつけました。今後はGoogleやOpenAI以外の会社が価格やサービス競争すると考えているため無制限利用や利用回数の増加を見込んでいます。

英語を勉強し続けるために

2年前に突然会社の配属で公用語が英語の部署になりました。日本人は私1人で、仕事を進めるために短時間で英語を聞いて話せるようになる必要がありました。

教科書や教材など自分に興味がない題材だと続かないので、私はYouTubeで勉強を始めることにしました。

英語勉強方法を考えた

個人的に効果があったと思う勉強方法です。
読み書きはDeepLなどのツールで何とかなるので、英語を話せる必要があると思ってこの本を参考にして独り言英会話をやろうと決めました。
全く英語が話せなかったため、オンライン英会話などの時間やカリキュラムが決まっているものをいきなり始めるのは難しいと考えたからです。

そして以下の方法で勉強をはじめました。
1. YouTubeで日常英会話がある動画を見つける
2. 使えそうな単語/文章をピックアップ
3. 単語カードに書き出す
4. いつも持ち歩いて隙間時間に独り言英会話

実際に使った単語カード

ポイントは単語カードをめくりながら独り言英会話をやることです。
覚えたい/使いたいという単語やフレーズがまとまっているので、それを自分のシチュエーションに当てはめたりして主語や述語を変更しながら何回も繰り返すパラフレージングをやりました。主に出退勤の時間や寝る前などに勉強していました。

この単語をピックアップしてカードに書き写すという部分が一番面倒だったので、何か一箇所で完結できないかなと思ったのが開発の始まりです。

今後

今後の開発方針としては記憶が効率的に定着するように忘却曲線を元にカードを出現させたり、ユーザーデータベースを作成してカードを複数端末で同期できるような追加機能の開発を考えています。
またAIを使ったより効率的な英語学習方法も模索して行きたいと思います。

気になった方は是非ダウンロードしてみて下さい!
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