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朝の散歩とカラダの定点観測

週に数回、朝子どもを抱っこしながら散歩をします。およそ1時間。

日の出時刻も早まってきたし寒さも和らいできた。三寒四温というけれど春が来ています。

散歩コースはその時の気分で変えていますが自宅近辺なのである程度絞られます。

同じコースを何度も歩くと小さな変化が目に入ります。今なら梅の花が咲く、メジロが群れをなしている、など春らしい変化を早く歩くこともなくゆっくり歩いたり休憩しているのでより変化を感じます。日々成長する子どもを抱えているのもあって早く移動できません。

さて、この変化に気がつく、ということですがこれはカラダの状態に関しても必要。

例えば昨日ジョギングをした、今朝起きた時の気分はどうだったか?昨晩飲みすぎてそのまま寝た、今日の仕事の調子はどうだったか?といったもの。

毎日不規則な生活をしていると何が原因で不調になっているのか原因を絞ることが難しい。(2つ以上複数の原因があることが大半)しかし、朝の散歩のように毎日でなくとも大体同じ時間に同じコースを歩くと前回との違いに気づけます。

この「気づき」が大事。

普段何気なくやっている行動やついついつまんでいるお菓子が不調の原因だったりすることはよくある話。そしてさらによくあるのが『普通だと思っていたことが実は普通じゃなかった』ということ。

先日、来院されたクライアントのカウンセリング時に便の調子はどうか?と尋ねたところ、「普通です」という回答。他の症状や身体的特徴からそれはないだろう、と気になったので1日のお通じの回数を確認したら「2日に1回」とのこと。あ、れ、便秘です。

こんな感じで当の本人は普通だと思っていることも正しい医療知識や健康的な状態というベースを知っていると普通ではないと言うことができます。それを伝えることでクライアント本人が今まさに不調のさなかであることを意識することができます。気づくことができます。

この気づきの機会を提供することが当院の仕事の1つです。この気づきを継続とアップデートを繰り返す「定点観測」が人生の終わりまでの健康と豊かさには必要です。

この健康の定点観測に当院を利用してもらうことはもちろんですが信頼のおける最先端医療の医師の助言や検査数値、そしてクライアント本人の内観と行動変容が大事。

慣れてくると「あ、私の場合は夕方以降にコーヒーを飲むと夜眠くなるんだ」などと傾向が見えてきます。個性、と言っても良い。(カフェインの感受性は人それぞれですから)

そうすれば「夜はしっかり休むためにコーヒーは控えよう」と判断基準ができますし、反対に「明日は仕事も何もないから夜更かししちゃおうかな。夜にコーヒー飲んでオールナイトNetflix!」というちょっとした罪悪感を楽しむこともできます(ほどほどに)

どれだけ最先端医療検査を受けても人の健康全ては測れません。もちろん検査も大切ですよ、どちらかに優越をつける必要がありませんし。住環境や人間関係なども関連要因が多すぎるので。

しかし、ある程度の定点観測と自己内観は可能です。忙しい毎日だと思いますがそれでも少しだけ時間をとって「今の状態はどうだ?」と確認することをオススメします。起床時の感覚が良いですかね、スッキリなのかダルいのか。良い指標になります。

生まれてから死ぬまで誰でも関係する健康。これは地味で目に見えない、しかし一生のことで大事だからこそ、その都度定点観測が必要です。そのためのキッカケが当院の施術でもあります。人に触れられることで気づくこともありますよ。特にインナーマッスルの硬さは自分じゃ気づきにくいですから。

将来的には自己管理、セルフメディケーションできるようになるのが理想ですね。守・破・離の法則です。

そんなことを思いながら歩く春の朝。

Spring is Here.

23年3月2日ブログ記事再掲

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