見出し画像

トレイルランニングとウェルネス③

いい加減本業であるトレイルランニング のカラダへの影響について書きます。
精神論に偏りがちなのもアンバランスですからね。

カラダへの影響⑴筋力、持久力が身につく

画像3

当然運動なので筋肉もつくし、体力(持久力:有酸素能力)も上がります。
トレイルランニングをすることで基礎体力が上がればそのまま日常生活での疲労軽減、仕事の集中力の維持などに繋がるのは容易にイメージできると思います。

カラダへの影響⑵マラソンよりも強くなれる

画像3

⑴の続きです。
舗装路のマラソンも長距離を走る運動なので基本的には一緒です。

しかし、舗装路でランニングはほんとに同一動作の繰り返しなので、「これは自然な動きなのか?」と言われると???となります。

舗装路という人間が作り出した人工物のおかげで1km3分を超える猛スピードかつ同じフォームで走ることができている状態です。(最近ではナイキの厚底が更に拍車をかけてますね)

速く走ることが悪いわけではなく、動きに汎用性は少ない

フルマラソンでサブ3(3時間切り)をするには相当な努力が必要ですし、そこまでの鍛練は尊敬に値します。しかし、同じような長距離競技であれば互換性もあるので活躍できますが、それ以外ではなかなか難しい。

走ることはヒトの基本的な運動動作の1つ。この動作が何か応用が効くかと言われるとさほどありません。
強いていうなら速く走るかゆっくり走るか、くらいですね。

サブ3ランナーとなると有酸素能力は高いので先に述べた長距離競技でなら活躍できる可能性は残されています。
実際、シリアスなマラソンランナーのカラダを見ても上半身の筋肉量は少ないですよね。長距離を走るには適していますが、上半身を使用する競技や動作では並以下となるでしょう。(マラソンで勝つには不要ですからね)

トレイルランニングでも同じように体型は細くなっていきますが、全身への負荷量が舗装路のランニングよりも高い為、筋肉量と筋力は上がりやすい。
距離が伸びればランニングパックを背負って走ることになるので外的な負荷にも強くなる。腕を使って登ることもあるので上半身もそれなりに使用する。

「不整地(トレイル)を走る」か「舗装路を走る」の違いだけでカラダへの影響は大きく変わります。

トレイルは起伏が同じ場所はほぼ無く、転倒しないように常にバランス維持を求められます。

バランスを取る=全身の協調性、筋力を総動員する

ことなので咄嗟に足を滑らせた時反射神経などの鍛錬になります。

より「動物的なチカラ」「総合力」が求められる分、強くなります。

カラダへの影響⑶カラダの痛みが減る

画像2

ケースバイケースですが、まず個人的な経験としては

腰痛が減った

ので影響の1つとして載せました。

なぜ、カラダを酷使するトレイルランニングで痛みが減るの?と疑問に思うかもしれませんね。

理由としてはやはり「不整地を走る」から。

不整地を走る

全身の筋肉を使う。その都度違った使い方をする

筋肉が伸び縮みする

血流が良くなる

筋肉のコリがなくなる

痛みを伝える神経の伝達が落ち着く

痛みが減る

といった流れです。

舗装路のランニングはどうしてもその方の走り方のクセが固定されやすいですが、トレイルの場合、環境に自分を合わせる必要が出てくるため、同じ筋肉でも刺激がその都度変化します。

その変化が筋肉への刺激となり、局所的な負荷を減らし、結果、痛みの軽減に繋がります。

しかし、トレイルランニングをした後に痛みが出た経験をお持ちの方もいますよね。その理由は

①トレイルランニングの負荷(コース距離や累積標高など)が高かった
②カラダの動かし方・使い方が下手

①を例えるなら何もトレーニングをしたことのない人がいきなりベンチプレス200kg持ち上げようとしたら怪我しますよね。(そもそも持ち上がらないけど)

そういった場合は漸次的に負荷(この場合、距離など)を上げていく必要があります。それさえすれば大丈夫。

②ですが、基本的に舗装路が張り巡らされている不自然な都市部で生活する現代人の大半は動きが下手です。みんなマイナススタート。

その不自然で育った不自然なカラダで自然のフィールドに出たらカラダも動きも感覚も合いません。それが積み重なり、痛みとして現れます。

しかし、ヒトとして自然な動きはトレーニングで身につけられます。
現代社会のいいところはカラダや動きについて理論的に研究をされているところ。

理論的に正しいトレーニングとヒト本来の感覚を擦り合わせていくことで本来の自然な動きを取り戻せます。

結論

正しい理論・正しい強度で運動・鍛錬・トレーニングをすれば良い

とてもシンプルなんですが、それを正しく伝えられるセラピスト・スポーツトレーナーはごく一部です。その一部を見つけるのが大変なんです。

そうゆう場合、僕にカラダを診させてくださいね。

このシリーズもう少し続きます。

今後もより良質な発信をしていくためのサポートをできる範囲でお願いします!