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時間の経過を考慮する

人間の身体は緩やかに変化していくが、感覚としては急激に変化したものだと錯覚を起こすことが多々ある。

例えば身体の痛みに関して。ぎっくり腰を題材にしてみます。

ぎっくり腰、というと立ち上がった際やふとした時に『ギクッ』と激痛が走り動けなくなるあれです。

あれ、実は突然筋肉が硬くなって痛くなるわけではないんです。そもそもぎっくり腰は筋肉の損傷だとか、椎間板が、、、とか言われてますけど大半が筋肉の硬結、トリガーポイントによるもの。

もちろん中には椎間板の髄核(中身)がピヨっと飛び出して神経を圧迫する、所謂ヘルニアもありますが、ごくまれ。

殆どが筋肉の硬結であれば、それを正しくほぐすことができれば治ります。(実際はそこまで手が届かないケースもあります。腹筋に力が入り過ぎて緊張バリバリの時とか)

で、ぎっくり腰の大元の原因はその痛みが出た時の動作そのものではなくて、それ以前の生活習慣が全てと言っても過言ではありません。

その生活習慣は

乱れた食生活
過度な労働
運動不足

身体的にも内臓的にも精神的にも過剰なストレスが筋肉の緊張、硬結として現れ、ギクッとなるスタンバイができたらあとは痛めるだけ。という状況が大元です。

上記の身体的は想像しやすいと思います。

しかし、後ろの二つ、内臓的、精神的は??となりますよね。

内臓は主に腸、なんですが腸は脳との関わりの強い臓器(実際神経で繋がってます)なのでストレスを受けると腸への悪影響がでます。過敏性超大腸炎など大腸癌の罹患率が癌の中でも日本トップクラスなのも過剰なストレス社会が原因の一つかと。

で、腸へのストレスはそこに収まらず、位置的にすぐ前面にある腸腰筋や後ろに位置する腰方形筋、はたまた腹筋まで及ぼし、緊張を強め、 硬結、コリを作ります。

精神的な負担はこれもまた腸が関係しますがストレスを感じた脳は繋がりのある臓器へ影響を及ぼします。腸以外にも肝臓や心臓、膵臓などなどほとんどの臓器に影響をもたらします。

という流れで内臓や精神的ストレスから痛みは現れます。

タイトルから脱線が過ぎましたが、痛みが出た瞬間も大事ですがそれいじょうに「痛みが出る前の状態や生活を省みる」ことが治療に繋がりますし、なんなら逆算的に予防ができます。

忙しい日々でも1日前の生活を5分でも良いので振り替えられるといいですね。

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