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トップマネジメントとは?役割や必要なスキルを解説!

組織を正しく機能させるために、トップマネジメントは大きな役割を担っています。

そんなトップマネジメントの役割や、必要なスキルについて解説していきます。

トップマネジメントとは?


トップマネジメントとは、文字通り企業や組織のトップが経営・管理を行うことを指しています。

ISOでは「最高位で組織を指揮し、管理する個人あるいはグループ」と定義していますが、冷静に分析し判断するためであったり一人に負担がかかったりしないように、個人ではなくグループであることが推奨されています。

マネジメントには、トップマネジメント・ミドルマネジメント・ロワーマネジメントと大きく分けて3階層あり、その中でも経営に関する意思決定や企業方針を決めるなど、企業や組織全体を見て判断を行う必要があるのがトップマネジメントです。

トップマネジメントの役割


企業や組織の経営・運営を円滑に行い、長期的な存続・成長を収めるために、トップマネジメントにはいくつかの役割があります。

・戦略や方向性の決定
「我々の事業は何なのか、どのような使命があるのか」という企業の根幹である経営理念の決定や、市場へのアプローチ方法、生き残るための経営戦略、組織戦略などを決定します。

このように経営理念や戦略を明確にすることで、組織全体で行き違いなどの混乱が起こることがなくなり、結果質の高いアウトプットが可能になります。

・組織の構築と維持
進むべき方向性が決定したら、それを達成するための組織の構築を行います。規範や基準などのルールを設定することで、組織の理念や目的・戦略を組織全体に共有します。また、作り上げた組織を維持するために、人事体制を整えたり、トップマネジメントを含む次世代の人材育成を行ったりすることが必要です。

・リスクマネジメントとトラブルへの対応
組織の中で重大なミスや問題が発生した際に、部下に任せるのではなく、トップマネジメントが自ら先頭に立って行動することで早期解決に繋がります。

・外部との交渉
トップマネジメントでなければ行うことが出来ない交渉や連携は多くあり、取引先や顧客・金融機関・労働組合・行政機関などの外部との交渉を行い、健全な関係を構築していくのも重要な役割です。

トップマネジメントに求められるスキル


トップマネジメントに求められるスキルは、大きく分けて「コンセプチュアルスキル」「ヒューマンスキル」「テクニカルスキル」の3つにわけられます。

・コンセプチュアルスキル
状況や構造を体系的に理解し、概念化したうえで本質的な対応を行うスキルのことをコンセプチュアルスキルと言います。ロジカルシンキングや多角的な視野、豊富な知識など多岐にわたる能力が求められます。

・ヒューマンスキル
トップマネジメントに必要なスキルの中で最も重要とされているのがヒューマンスキルです。

ヒューマンスキルとは、良好な人間関係を築き組織の運営を円滑に進めるための能力のことで、コミュニケーション力はもちろんのこと、リーダーシップや業務管理能力、カリスマ性などの能力が該当します。

・テクニカルスキル
テクニカルスキルとは、業務をこなし遂行するためのスキルで、業務遂行能力とも呼ばれます。

自社サービスの深い知識や技術力、高度な専門能力や関係する資格の保有などが当てはまります。

まとめ


企業の継続と成長に大きく関わってくるトップマネジメント。組織のトップとして相応のスキルが備わっている人で構成されることが必要です。企業をより成長させるために、トップマネジメントの責任とスキルの向上はもちろん、相応のスキルを備えた人材の育成を行いましょう!


最後まで読んで頂きありがとうございました。
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