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中小企業のネット集客は一朝一夕では成功しない

こんにちは、中小企業診断士の山田盛史です。

今やネットでの集客は売り上げを出す上で非常に重要です。
しかし中小企業の90%がホームページ上での集客に失敗しているという調査結果があります。中小企業のネット集客を成功させるにはどのような考え方が必要なのでしょうか。

ネット集客は楽ではない

ネット集客というと、コストと労力をかけず集客ができるというイメージを
持たれている方が多いと思います。確かに従来の広告方法であるテレビCM、ラジオCM、折込チラシ、雑誌の広告、野立看板などに比べれば非常に安く広告を出すことができます。さらにお店というところで考えれば、路面店を出すよりもネット上でネットショップを出す方が、かかるコストは大幅に安くなるでしょう。

しかしながら「なぜネット広告を出すのか」「ネット上でホームページや
ネットショップを運営するのか」と言うとネット上に消費者がいるからです。
現実世界での購入や宣伝よりもパイが多いからなのです。その分競争も激しくなっています。

ですので、安くて楽だからネット集客をしようという考え方ではうまくいきません。

まずは情報量を増やす

一般的な中小企業のホームページだと「製品紹介」「会社概要」「求人情報」「アクセス」「問い合わせ」のようなメニューで構成されていることが多いはずです。
しかしこれだけだと、ピンポイントで会社を検索した人しか辿り着かない
ホームページになってしまいます。自社の製品サービスが魅力的であることを知ってもらうためには、もっと情報量を増やし、読み物として有益なコンテンツだったり、Google上位に表示されるコンテンツを設置する必要があります。

「SEO業者に依頼をして広告をたくさん打てばいいんじゃないか」と考える人も多いでしょう。
しかしそれで一時的にアクセスが上がったり、上位表示をされるのはお金を払ってる間だけです。
永遠にできるなら良いですが、それだと高コストな集客方法に依存することになってしまいます。

ホームページ自体を情報量が多く見やすく有益なものにすれば、人が集まってくると考えれば良いでしょう。

ネットに蓄積した集客データを活用し施策を打ち続ける

ネット集客のいいところは情報が蓄積されるところです。「何をしてどの程度の集客があったか」「時期による比較」「コンテンツによる比較」「デザインによる比較」などデータをもとに対策を打つことができます。
これは言うまでもなく会社の大きな財産です。比較をし、より効果的な施策を打つためには材料が必要になります。

ですのでコンテンツを上げるにしてもSNSで集客をするにしても、とにかく継続して行うことが必要なのです。そのための労力や人件費は当然かかりますので、ネット集客は楽ではありません。
社長や事務スタッフが片手間にやるよりは、専門の担当者をおくべきでしょう。

コストをかけて様々な施策を打っても、すぐに結果が出ないかもしれません。
新たな販路を開拓する苦労は、現実世界でもネットでも変わらないのです。

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