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学び方がわからない。

10年前に戻って自分に言い聞かせることができるなら、「お前、効果的な学び方とか身につけた方がいいよ。」と言いたい。

大学院を卒業して約1年が半経って、授業やレポートに追われる日々も今や遠い昔、平日の夜も休日も2歳の愛息子と過ごす時間を楽しんでいる。
最近、来年から幼稚園に通う息子のために、子どもの教育に役立つ知識が得られればと思い「Learn Better」という本を読んだ。

学び方について学術的にアプローチした内容が書かれている本で、「効果的な学習のしかた」というものがあるのだなと改めて思った。
ん?「これ自分が大学院に行く前に読んどく本じゃね?」とも思った・・・。

社会人、それも40を過ぎてから、仕事と家庭とある中で、学校に通って勉強するなら、効率的で効果的な学習方法を知っていたら良かった。
もちろん、時間のやりくりとか、テキストの読み方とか、参考図書の読み方とか試行錯誤して、自分なりの効率を追求しながら大学院に通っていたわけなのですが・・・
「愚者は自分の経験に学ぶという、私はむしろ他人の経験に学ぶのを好む」と言ったのはドイツの鉄の宰相ビスマルクの言葉だったと思うが、まさに。
優秀な先人たちの試行錯誤の結果やノウハウを学べば良かった。
ましてや「Learn Better」の内容は学術的に学習を科学した内容なんだから、役に立っただろうに。
そうすれば、僕の成績ももう少しマシなものになっただろうに。

「Learn Better」にはテクニカルなところも書いてあるのだけど、スタートで肝心なのはモチベーション。その原動力は「自分の関心」。
本には「(自分が)意味があると思えないことは学ぶのは難しい。」とある。
つまり、自分がなぜ学びたいのか?「自分のイシュー」に話が戻ってくる。
やっぱり、そこかぁ・・・。

まだ少し先になると思うけど、息子には、「今日どんなことをやったの?」とか「勉強したことを教えて」といった問いかけ、彼がどんなことに興味を持ったのか、どんなことに関心があるのか、対話をしていきたいと思う。
決して、間違えを責めたり、ただ答え(正解)を教えたりはしないようにしたい。

とはいえ、10年前に戻って自分に言い聞かせることができるなら、「お前、効果的な学び方とか身につけた方がいいよ。」と言いたい。

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