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20190219.20.21 廟ナリエ

20190219
今日は台湾旅中のくりはらさん(以下Kさん)が台南に来たので、最近専らのバインミーを買いに行き、もはや顔見知りレベルのはずだがすんごい無表情が逆にゾクゾクするツンツンの姉さんが、なぜか今日はちょい笑顔。
ハーフカットOK?言うたらサクッと半分に切ってくれて半分づつ袋に入れてくれた。ほんまは優しいお姉さま。

海安路で座って食べ、T-bikeステーションでKさん用の登録してチャリ入手。
運河南沿いからギャラリーへ。
丁度そんな時間だったので、アマアにまぎれてKさんに台湾ゴミ捨て体験もしてもらう。

Kさん、台南数回目ながら「徳記洋行&樹屋」未体験らしいので入る。
こないだチャン兄と取材の目的で入ったときは、ほぼ流し見だけだったけど、徳記洋行も昔の安平の貿易のことがわかるし、樹屋もじっくりみたらやっぱりここすごいわ。
そして実はここ、チャン兄も推薦するほど土産も充実。たしかに。

またもや文字だらけのタクシーと対面。
調べてみたところこれ一台だけしかないからね。
出た瞬間、誰かが捨ててたヨーグルトの入れもんかなんかを蹴ってしまいベチャーて足汚れる。
ゴミはちゃんと捨てようぜ。

安平自転車道の土手を走り、残るトーチカを超え四草大橋麓の海岸へ。
向かう途中、ここら名物の野良犬の集団に遭遇。ここらの犬はチンピラのようで楽しそう。

浜辺へ。Kさんビーサンなので海で波と戯れる。
結構巨大な鳥が群れになって横イチで飛んでた。カメラズームでとってみるとマジでプテラノドンのよう。
ほんまにそうちゃうん!
Kさんと話した結果、鵜ちゃうかということで決着がいまのとこついてる。

数々のトラブルに見舞われた満身創痍のダメージカメラ、マニュアル言うてもこういう意味ちゃうやろ言うほどカメラバラバラになる。

夕暮れ時を前にもいっかいギャラリー戻り再出発。
遊歩道から金持ち地帯を見学し金持ち公園を観て、金持ち億ション通り抜け巨大ポヤで買い物。
武聖夜市近く、花園夜市近くを通ってそのまま大潤発まで来て買い物。
続けてベテラン御用達の俗俗的賣にも来て目的の麻醤のタレを購入。そのまま小北成功夜市へ。

実は私もこの夜市初めて。各地からの情報を照らし合わせるとすんごいショボイイメージを持ってたけどそこそこデカいやん。郊外のローカル夜市はだいたいこれくらいの大きさかな。
輪投げもあるし。でやってみたらファンシーな豚とニワトリ二つも取れてしまった。困った。

そこから海安路まで戻って、前にゾンポーサイによばれた居酒屋でめし。注文は冷蔵のとこに並ぶ海鮮を指差す。米食いたいので「チャオファン」と言うたら伝わった。そして二人で声上げるほど美味かった。日本では食えない蓮の茎もKさんに体験してほしいところなので注文。ビールは自分で取ってくるシステムで「Kさん取って来て」と押し付けて行ってもらう。台湾ビールの瓶クラッシックと金牌一本づつ空ける。四皿ツマミで微妙に食べきれずの量で全部で580元。(2000円チョイ)安い。

近くのステーションまでチャリ押して返却。
Kさんのホテルまで歩いてロビーでトイレ借りてお別れして、美術館角らへんでタク拾おう思ったら二台も乗車拒否されてちょいショック。
そんな見た目悪いか?
なんとかして自力で帰る。
シャワーして寝て五カ所くらい蚊に刺されていま起きてる
ブチコロス。

20190220
Kさんとは11時半頃にホテル待ち合わせで
美術館付近散歩しつつ、おなじみの涼麺屋のママに挨拶し、莉莉水果店のおっちゃんに手を振ったらなんか反応イマイチやったけど俺のこと忘れてんかおっちゃんよー。
克林台包でキノコまんと臭豆腐まんをつまんでKさんお気に召したようで良かった。
文学館裏(葉石涛文学紀念館)から88バスがバッチリのタイミングで来て、駅前までいき、玉井行きの緑バスにのって新市を抜け白レンブちゃん街道通り新化まで。
今までの台南は市街地ばっかりだというKさんを、バスを使って「ちょい大台南」の旅へ。

バスターミナルで降りて新化老街流す。武徳殿は閉まってた。
そこからまたバス。巨大物恐怖症がくすぐられる黄色い巨大なリボンのようなオブジェが見えてきたらそれは南科の入り口で、ここらの工業地帯の広さが凄まじい。たしか前回の滞在のときにバイクで来ててトイレ行きたくなってこの地帯で肝を冷やしてオアシスを発見した場所でもある。


なかなか抜けない工業地帯を抜けたら善化駅。
いったん下車し、すぐに乗り換えて「善化啤酒廠(台湾ビール工場)」着。

Kさん顔ハメパネル記念撮影と、目的の生ビールと紅麹ウインナと茶色玉子。
今日も暑い日なので美味い。
そしてこないだ美味かったビール酵母を使ったパンを買ってちょい食べる。レストランではトマトジュースなビールやマンゴービールなども飲めるので次回の際はそうしてもよい。

次の目的地までは歩いても行ける距離なのだけど、線路越えをせんとあかんのでバスに乗って善化の駅まで。
どうやら善化前に億ションが建つようで、すんごいショールームが建設予定地の横に建ってた。
Kさん、昨日の金持ち地帯をチャリで流してから台湾のずば抜けた金持ちの生活が見たいらしく、ものすごい中が気になるよう。

ぶらぶら歩いてると黄昏市場発見(永業創宇黃昏市場)。
Kさん、初めての玉米(とうもろこし)を食べビビってた。
しかも店のおばちゃんが小さいのくれた。なんてやさしい。

※台湾の露店で売っているトウモロコシは、日本でおなじみのトウモロコシとは見た目一緒やけど食感に驚きますので是非チャレンジしてみてね。

そうこうしてるうちに五時になり目的のめしやに。それはこないだ来た普通に美味くて感動した店。俺に比べたらKさんはガタイも違う。
ビビるほど少食なので、ちょい頼みすぎて食べ過ぎてしまう。
がやはり美味かった。
ここの麻醤麺オレベスト1。

ぶらぶら歩いてスーパーなど寄りながら善化駅まで戻り、台鉄(電車)で帰る。
バスで通ってきた南科、新市、永康などが一瞬。
うとうとして台南駅着。バスでKさんホテルまで。
わしゃ蚊に悩まされてるので液体ベープのカートリッジの替えをさがしてんやけど全くなくて、たしか「大北百貨」(小北ではなく大北)で買うたんやけど、ベープはそのときも売れ残りぽくて他では一切見当たらない。
Kさんつき合わして新光三越と俗俗的賣をみたけど無かったので小北百貨でこっちのメーカーのベープみたいなんを買いました やっぱ大北より小北やよね。でも大丈夫かなあ。
オレがコロリと行けへんかな。

そんでバスで安平まで帰宅。今日は頭の中心がずっと微妙に痛い。ちょい風邪気味かも。ポカリ仰山飲んどこ。

20190221
2番バスで安平から孔子廟近くまで。
繋ぎ最高のタイミングで高鐵(新幹線)駅行きシャトルバスを莉莉水果店横から乗り「高鐵/台南駅」から「高鐵/左營駅」まで。
バスは無料なので0円。台南から左營まで指定で140元。乗車時間は10分。
ちなみに高鐵の自販きっぷ販売機は、お釣り全部50元で出てくるので注意。850元分がラスベガス並みにガコンガコンと50元硬貨で出てきたからね。

ここでKさんことくりはらさんと合流。
実はKさんは台南から日本に帰るために高雄空港に向かってたところ
「今から山本さん来て屏東ランタンフェス行くのに残念」言うたら「ほな飛行機キャンセルしますわ」言うて帰ってきた、失業中といえどの投げやりが過ぎる行動。
もちろん飛行機のキャンセル分は自腹。そして帰るための飛行機をまた取らんとあかんのも自腹。
そして山本さんはオレ滞在中4回目の来台。
来るクレイジーに残るクレイジー。

何も食べて無かったので、俺マクド食べて、Kさんはセブンイレブンで見つけた台南のお土産プリン「依蕾特elate」を食べたりなんかしつつ、以前この左營で見つけた俺の隠し休憩所で脚を伸ばして「ようこんなとこ見つけましたな」とKさんに言われて山本待ち。
しばしで山本さん登場。
アドリブでフライトキャンセルしたので荷物丸ままのKさんバックパック背負って重そう。
ここから屏東ランタンフェス会場まで直通バスに乗る。
みんな静かなのにテンション上がった日本人3人とてもうるさい。

会場着。
まだ続いてるテンションで3人ウキウキで飛び跳ねる。
あれ?なんで体重いはずのKさんまで飛び跳ねれてるん??ひょっとして、、、「Kさん荷物は?」
瞬間顔青ざめてバスに走り戻っていった。
ようあんなでかいもん取り忘れるわ。

そのときのKさんのウキウキから青ざめ顔を思い出したら
今でも笑けて仕方がない。

そこからひとまずメイン会場を後まわしにしてバスで東港へ。

ここも会場のひとつなんやけど、そこはさて置き東港漁港をブラリ。
ところ狭しの縦列駐車でミッチミチに並んでる漁船。
あきらかに台湾の人ではない船員たちが上半身裸でいかつい。
日が沈む寸前、漁港の展望台(海之坵)。
対岸に見える工場地帯がキラキラしている。

市場(東港華僑市場)がえらい活気があり、もう終了間近っぽいけど、それでもこれは台南では見たことのない港の市場。
ひととおりぐるっと回って、丁度ええ店で三人で刺身を頂く。
盛り合わせが1パック250元ほどで、2パックと台湾ビール2本、刺身美味い。なんでか店のおばちゃんが、ついてたワサビとは別のええワサビを出してくれる。たしかに台湾のワサビは、日本のワサビに慣れてる俺らからしてみると、絵の具の色してるので、そのおばちゃんが言う「ええワサビ」はたしかにええワサビで、刺身もまた一層美味く引き立った。
日式ワサビ要望する日本人が多いんかも。

刺身もさることながら「もずく」のにんにく味を頂くがこれがまた新たなもずくテイストで美味い。ただ、小さくて細長い貝がたまに入ってるので、気をつけんと歯がいかれてまう。

東港の萌キャラで、名物の桜エビを美少女にした桜海老子(勝手に命名)が至る所に登場。東港はマグロと、この桜海老子だらけ。
マグロをでんぶにしたマグローソンも結構売られてたけど見向きもしなかった。

※でんぶのことを台湾では「肉鬆(ろうそん)」と言い、俺らで勝手に「マグローソン」と命名。

サブ会場になるこの東港もランタンがなかなかすごい。
桜海老子のでっかいランタンが。
ランタンていうかもうねぶた祭りみたいになってる。

すんごい金ピカのお廟がイルミネーションピカピカだったので「廟ナリエ」と名付ける。
多分このお廟が東港で有名な「船燃やし祭」(東港迎王平安祭典)の起点のとこなんかな。
しかし廟ナリエ、キラキラしすぎやろ。
バスにも映って宇宙刑事みたいになってる。


マグロをモチーフにした手摺や椅子などを発見するたびに「マグってるねえ」とワイワイ。マグってるもんを見つけたもん勝ち大会みたいになるが、さすが東港、これが結構ある。

ランタン祭り、正直このサブ会場だけでも十分楽しめるが、まだ俺ら
メイン会場も見てないからね。

バスでメイン会場に戻り、さすがの広さに圧倒される。
セグウェイに乗った移動インフォメーションめっちゃかっこええやん。

散々歩いたけどまだメインであるマグロランタンを見てないので、またまたすんごい歩いてたどり着く。
毎年ランタンフェスティバルでは干支がメインランタンになってるはずやのに、今年はマグロというこの「まあええんちゃう」感がいかにも台湾で、そんな台湾に俺らは日本での肩こりをほぐさせてもろてる。

もう会場のこと言い出したらキリないので写真をお楽しみください。

一番マグってるメインランタンを見たら急いで会場を後に。

そして今、タクシーに乗って会場を後にして屏東駅に向かってるが
台南駅までの終電がもんのすごいヤバそう。
だめな場合はいったいこの3人はどうなるのか。

続きを乞うご期待。

おまけ

屏東県の信号めっちゃ可愛いの知ってます?
子供まで生まれるストーリーになってるねんてさ。
俺も山本さんに教えてもらいました。

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