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20190225 中途半端な滞在


最近のBGMは専らBrenda Lee の「If You Love Me」。
オリジナルは Édith Piaf 「Hymne à l'amour」。
日本で知られる名前は越路吹雪の「愛の賛歌」。
あまりにもヘビーローテーションでかけ過ぎてるので常に頭の中に流れ、迫り来る帰国の残り少ない日数と相まって、見るもの見るものが叙情的に。 
なんやったら聴きながらお読みください。

20190225
明日からハナコが来る。そして今週の28日は吉田萬屋にて「大大阪見聞録」という、いつもの趣向でありながら今回はヤマサキ兄妹が逆に「大阪全域を紹介する」というイベントを開催するので、チャン兄に機材に使うケーブルを借りに金持ち億ション付近で待ち合わせ。
昼間見る金持ち地帯はさらに綺麗でゴージャス。
中でほんまどんな生活をしているのだろう。
どんな豚まんを食べてるのだろう。

帰りにセルフで弁当を買い65元。持って帰ってインスタント麺と食べたら食いすぎて苦しくなった。
今日はギャラリーを開けとく日では無かったのだけれど、PC前でせんならん用事もあるので、それなら開けてても一緒なので非公式でOPEN。
すると近所の映像デザイナーの方が来て似姿絵を注文してくれたり、ドイツに御住まいの日本の方が偶然にも通りかかり、ご家族で立ち寄っていただいて、なんとご出身が関西で、なんだかんだやはり開けといたらそれだけ出会いもある。
正直残る日々は閉めて台湾の色々なとこを見ようかとも思っているのだけれど、、、それこそいつでも出来ることなので、こうやってギャラリーに滞在して人が訪れてくれることは今回限りなので、こちらのほうが私にとって貴重なのではないかと考える。



んなことを考えてたら例の音が聞こえてきた。そう「乙女の祈り」。
リサイクルゴミは毎日くるわけではないので、そしてゴミを捨てるには回収車が来たその瞬間に現場に居なければならないので4袋くらい溜まってた。玄関でゴミ袋作業をしてると、三大アマアの一人がやってきて「捨ててきたるから渡しなさい」と。
計4袋もあるので、一緒に行きます言うてんけど「ええから渡し!」と捨ててきてくれた。申し訳ない。
アマア達は何の得にもならんの本当にようしてくれてる。

店を閉めて今日は大東夜市チェックに出かける。
途中でポスター発見、献血したらパイナップルケーキがもらえるらしい。
これ、日本の女子にめっちゃウケんちゃうかと。タピオカミルクティーなら一日の予定量速攻でタプタプちゃうかと思いながら。
献血の景品は色々あってポスターを発見したら結構おもしろい。

健康路沿いの気になってた、川を工事みたいなんしてるとこの横に、綺麗な小道を発見し進んでみたらここもまた金持ち地帯であった。

残り日数がカウントされる分だけ、台南の風を余計に感じ、
夕焼けも愛おしい。
住んでたら「いつでも行ける」となるし、短期の旅行であればそんな時間の余裕も無かったりするけれど、今回のような「中途半端な滞在」は結構余裕もあり、しかし貪欲さもアリの行動で、この期間用の独特の発見をしてると思う。人にとってはどうでもええポイントかもしれんが、自分がちょい気になるものがあったらとことん見られるのは、この「中途半端な滞在」の強みだと思う。

線路くぐり東区の徳安百貨に寄る。
ここはちょい外れにあるショッピングビルで、地下街の食品街は泣きそうなくらいにショボイが、上にはデカい誠品書店が入ってるので観にきた。


台湾って結構ボードゲームやカードゲームが流行ってるようで、そもそもそないに興味ないのでアレだけど、見たことのないカードゲームやゲームオブスローンズのモノポリーとかあった。
音楽のコーナー入ったら、恐ろしくアナログレコードが充実しててこれはすごい。
10年ちょい前くらいにレコードは全部売り飛ばしてしまったけれど、やはりなんかこうやってみると、まさにジャケ買いしたくなるくらいレコードはカッコ良い。

ここらの夜市を調べてみると「仁和路夜市」という街沿いの小さな夜市があったので行ってみる。台南の大きな夜市に慣れている方々には物足りなく感じるやろけど、ローカル夜市はなんとも言えん地元感と、見たことの無い店舗がたまらない。
一通り見て、一件気になる弁当屋があったけど、買っても食う場所が無いので、今回は断念して大東夜市へ。

武聖と花園はもうソラで地図描けそうなくらいに行きまくってたけど、大東は安平から遠いので久しぶり。
ベテラン目線で見ると結構あっちにも出してこっちにも出してる店が多いことに気付く。
ブリトーこそ無かったけど花園でやってたパエリアの店は、こっちにも出てた。そしてこないだ武聖で出てなかった刈包の店が出てたのでこれを食べたけどやっぱ美味い。今回は鶏にしたけどかんなり美味い。たまご入れて60元くらいやったと思う。240円ほどか。日本に比べたら安いけど「まあまあするな。」と「浮かれ旅行」のときはほぼ考えない「生活費計算」をしてしまうのも悲しいところ。

今日はゾンポーサイに晩飯誘われてたが、仕事もあるので行かれへん言うてたんやけど帰り道の運河沿いで飲んでるということだったのでちょい顔出す。全然腹へって無いのでお鍋の残りのスープを頂きつつ、みんなとご挨拶。日本語喋れるお姉ちゃんが一人いらっしゃったので助かった。あとはおっさんばかり。しかも結構酒入ってるのでちょい粗い。
とうとう政治の話をしだしたので「こら帰るチャンス!」とさよなら。

帰ったらトイレの手洗い場ににアリめっちゃおった。甘い珈琲流したからか。シャワー浴びるついでにざーっと流し去る。

といった本日の色々な出来事のBGMは全て 「If You Love Me」 。
もんのすご叙情的。


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