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開催レポ「断らない相談支援のための【聴く】トレーニング集中版 180分一本勝負!」

こんにちは、hoahoaの山崎です。

去る9月11日、全青司ひょうご全国研修会にて

「断らない相談支援のための【聴く】トレーニング集中版
  〜180分一本勝負!〜」

分科会参加してきました!!!

わーぱちぱち。。約3年ぶりのリアル研修でした。。

ということなので、当日の雰囲気を写真と一緒にレポートしていきますね!


研修内容

私たちの分科会は、20名定員のワークショップ形式。

当日のメニューはこんな感じでした↓

1.  アイスブレイク
2. 講義「聴く」
3. 無料相談ロールプレイ①
4. 講義 新しい専門家相談のモデル
5. 無料相談ロールプレイ②
6. 全体ふりかえり
7. ほめるワーク

今回のトレーニングの注目ポイントは、講義パートが2段階に分かれているところです。


一つ目の講義を聴いてロールプレイに挑む、

そして二つ目の講義を聴いてロールプレイに挑む、、

そうすると相談者の様子や相談内容はどう違ってくるかな・・・?という体感を得られる(といいな)構成になっておりました。

アイスブレイク

今回は180分一本勝負というタイトルにもあるとおり内容が詰め詰めだったので、

アイスブレイクは一人一言ずつ
自分の所属と今の気持ちを言うというチェックイン方式でした。

もちろん私たちhoahoaメンバーも参加しました。
(マスクつけてて本当に残念・・・)

以前にも何らかのトレーニングを受けていた方は3分の1くらいだったかな?

結構初めての方が多くて、これからどんな時間を過ごすことになるのかなー?とワクワクしていました。

講義「聴く」

こちらが講義パートひとつ目!

聴くスキル・アクティブリスニング・フレームを揺さぶる

という3項目に分けて「聴く」がイチから学べるhoahoaの人気講義です。


スキルももちろんですが、

  • なぜ司法書士にとって「聴く」ことが大事なのか?

  • 「聴く」ができるようになってくると、普段の業務で何ができるようになるのか?
    相談者がどのように変わっていくのか?

  • 普段の自分のコミュニケーションはどうだっただろう?

ということを考えるきっかけにしていただけたと感じています。

講義を担当してくれたのは、hoahoaの絶対的エース名波直紀さん(静岡会)。

司法書士界のADR発展のために長年尽力されている凄い方です。

「同じ絵を見ても人によって見え方が違う」という話をしているところですね。

相談ロールプレイ①

講義を聴いたところでさっそく相談ロールプレイをしてみましょう!という展開です。

しかし実は今回のロールプレイ、

なかなか設定が曲者なのです・・・。


舞台はよくある司法書士無料相談会場ですが、

もし実際こんな相談が持ち込まれたら対応に困ってしまうよね!!

という相談内容なのでした。

はたしてみなさんはどう受け止めたのでしょうか・・?

相談者役はhoahoaメンバーが務め、
参加者のみなさんには2人ずつペアで相談に望んでいただきました。

hoahoaメンバーはみんな超演技派なので、

直前までニコニコしてたのに
スタートの合図と共に相談者役が乗り移ってました。

みなさんかなり緊張感を感じられたことと思います。

メモを取りながら真剣に相談に臨まれていました。

講義 新しい専門家相談のモデル

さて、休憩を挟んで後半戦。講義パート2つ目です。

前半の講義パート1つ目を聴いて相談ロールプレイに臨んだはずが、

「あれれ?今回のケースには太刀打ちできない??」

という気持ちを感じていただいたみなさまに、

残り半分の「聴く」ヒケツをお伝えすると言う内容です。

(hoahoaのいじわる・・!)

この後半パート講義は、hoahoaでも初めてお伝えするコンテンツです。

内容をちょっとだけ公開すると・・・

  • 専門家主導型相談モデルと当事者主導型相談モデルの違い

  • 表面的な話に惑わされずに
    主張(ポジション)・価値観・願い(ニーズ)を掴む方法

  • 問題の再構成と解決策の創造

といった話題が含まれています。

見るからに面白そうですよね!

担当してくれたのはhoahoaの圧倒的講師、前田道利さん(奈良会)。

司法書士界のADRはもちろん、法教育の方面でも大活躍の御仁です。

今回も、他ではどこでも聴けない相談技術を伝えてくれました。

さあ、講義を完成させたところで再び相談ロールプレイに挑みます!

相談ロールプレイ②

前回と同じペア・同じ相談者で、先ほどのロールプレイの続行です。

参加者のみなさん、だいぶ自分の相方とも息が合ってきたようで

スムーズに役割分担されている様子が見られました。

(適応力がすごいです・・!)

おや、相談者の様子が・・・?
先ほどは見られなかった笑顔が見られますね。

はい、わたくしも熱演しました。。
(これは徐々に目の前の司法書士を信頼し始めていている顔ですね)

全体ふりかえり

ということでロールプレイも佳境になり、

初めは何を言いたいのかわからなかった相談者から、
法律的な問題が顔を出し始めたところで・・・

終了のお時間!!

そして全体ふりかえりです。

ここでは、相談者役を担当したhoahoaメンバーから、

最初のロールプレイと2回目のロールプレイとの違いを中心に
司法書士役を務めてくれた参加者へのフィードバックがなされました。

そして参加者のみなさんからも、

やってみて工夫したところ・難しかったところ・講師に聞きたいこと

いろんなコメントをいただきました。

自分の疑問点を他者と共有して、みんなで学びを深める。
ここが体験学習の醍醐味です。

そして最後はチェックアウト、
また一人一言ずつコメントをしていきました。

「普段の自分の相談を振り返る機会になった。」

「変な相談だと追い返さないでよかった(笑)」

「もっとこういう機会をもって学びたくなった。」

などなど前向きなコメントをたくさんいただきました!

断らない相談支援について思うこと

さて今回の全国研修会のテーマ「ふみ出す一歩」から考えると

本当は司法書士が支援できる・支援しなければいけない相談者に対して

「パッと聴いたところ司法書士業務じゃなさそうだな・・・」

「話が長くなりそうだから一般的なアドバイスで済ませよう・・」

とスルーしないために、

私たちの力を必要としている方を見逃さないために、

司法書士は何ができるか?という点がキーだったと思います。


よく勘違いされることもあるんですが、


hoahoaがお伝えしている内容は

「相談者の気持ちに寄り添って話しやすくしてあげる」とか

「法的にだけではなくメンタル面からも支える」とか

そういった精神的な効果を目的としているわけではありません。

(もちろんそういう効果が付加されることは多いんですけど)


私たちは専門家であり、カウンセラーではないので

当事者が抱えている課題・問題を解決することが目的だ、
と言うところは外してはいけないと考えています。


なので、その目的を達成するための手段として
日常業務の「相談スキル」やADRの「調停スキル」を位置付けています。

コミュニケーションを取ることが目的ではなくて、
コミュニケーションを取ることで目的が達成しやすくなるのです。


そう言う意味では、今回の全国研修会はhoahoaにピッタリだったなーと思う次第です。


(オフショット↓)

これからまたしばらくはオンラインでのトレーニングが中心になるとは思いますが

興味を持っていただいたら、ぜひ一度参加してみてくださいね!

きっとあなたの司法書士人生が変わるはず・・・(急に怪しい)


それではまた!!

山崎梨紗

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