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ゼミ、あるいは稽古場としてのXデザイン学校:2021年度大阪分校パーソナルコース_01

2019年度にベーシックコース、2020年度にマスターコースで学ばせてもらい、この大学での学びのオンライン移行期に時間がとれるかどうか、心配はもちろんありましたが、新設されたパーソナルコースに参加させていただくことになりました。

大阪分校のパーソナルコースという建て付けですが、オンラインでの学びになったので、実質的には地域枠はなくて、参加されてる方々も東京、信州、そして京都・大阪。先生方は東京と奈良。それでも、何となく大阪分校と名前がついていると、上方的雰囲気になってるような気がするのは気のせいでしょうか(笑)

もし、地域名によって雰囲気が変わるとすれば、これは一考に値するかもしれません。かなり雑学的ですが(笑)

参加されている人数は、私を含めて7名。完全にゼミです。しかも、研究ということも謳われています。企業実践などでの課題の探究だけでなく、アカデミックな研究課題もOKということで、私にとっても参加しやすい。

私の場合、ここで考えたい課題が2つありました。
(1)学びのサービスデザイン
(2)サービスデザインの経営学的な基礎づけ

今回は、(2)に焦点を当てることにしました。不遜な物言いで恐縮ながら、経営(これは、営利活動を主とする企業だけでなく、それ以外の組織体の場合も含めて、価値の創造を実現していこうとする営みの総体としての)を考える手がかりとしてのサービスデザインについては、まだまだ議論が少ないのが現実です。

幸い、サービスデザインネットワーク日本支部のワーキンググループにも参加させてもらっていて、隔週水曜日の朝にすごく刺激を受けています。

あまり急いて書くとおもしろくないので、控えめにしますが、サービスデザインについて学ぶようになってから、経営現象の見え方(より正確には、視座)が少し変わりました。結論的に言えば、エコシステムとしての経営現象であり、価値循環という考え方の現代化です。

このあたり、いろいろ考えながらも十分に言語化しきれていなかったので、パーソナルコースでの学びを通じて、それを果たしていきたいと思います。

それにしても、このパーソナルコース、今日始まったばかりですが、濃密ですごくこれからが楽しみになります。ほんとに、ゼミ。

ゼミって、ある意味で“稽古場”なんですよね。例えが相撲で恐縮ですが、師匠や同学の方々の胸を借りて、ぶつかり稽古だったり、かかり稽古だったりができる場。受動的に教えてもらうというよりは、こちらからぶつかっていって稽古をつけてもらうという感覚。パーソナルコースは、まさにそんな場だなと思います。

日々の実践課題を探究的に考えてみたい方に、すごく向いていると思います。今年度は募集終わっちゃってますが、ぜひ次年度に。

それはさておくとしても、これからの学びが楽しみです。
浅野先生、佐藤先生、水本先生、そしてパーソナルコースの同学のみなさん、これからどうぞよろしくお願いします!

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