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コンパッションの活かし方④寛容さが増す

クリスマスの夜行電車


米国に交換留学中の友人の息子ヒロ君。クリスマスの日に
ポートランドからサンノゼまで夜行列車(アムトラック)で
26時間かけてやってきた。

夜行列車、それもクリスマスの日にアメリカで
列車乗るなんて、まずオススメしない。

だけど、アメリカ🇺🇸を体験したい!

というヒロ君の意志を尊重。
貴重品は身につけて、襲われたら財布を
「とっとと渡すこと」と、アドバイス。

案の定、銃撃騒ぎで、6時間遅れ。
警察が列車に乗り込んできて
夜中6時間の足止めをくらってしまった


実は、だいぶ前からクリスマスの予定を立てていた我が家。
ヒロ君が、午前中に着くつもりでマイナーチェンジして
待っていたけれど、到着時間が不明・・・ということで
夫は子供たちを連れて、目的地のカーメルバレーに先に発つ

私は、いつ到着するかわからない
ヒロ君を待つこと6時間

駅からひょーひょーと出てきたヒロ君みて

若いっていいなぁ

おばさんは、心配で待ち疲れたよ(心の声)

そこからフリーウエイを飛ばして
100キロほど南下🚗
(ちなみに、私は車の運転大の苦手。特に夜道)
日が暮れた、クネクネ道は慎重に
さらに度の強いメガネに掛け替えて走行

道中、色々話をしていたら彼に会ったのは約15年前。
(当時、彼は5歳くらい)

私のこと、覚えてる?

あさこさんのことよく覚えてます。
めっちゃパワフルな人だなって・・・

えっ、どういうこと?(私)

羽田からスーツケース持って、朝6時半に我が家にやってきて
朝ごはん食べたら、あっという間に去っていきましたよね。
あと、お礼にと、母にエクササイズ教えていたような・・・

5歳児の記憶に残ってる、アラフォー時代の私😆

多分、この頃の私だったら、ヒロ君を待たずに
予定通りに次の目的地に家族と向かっていたなぁ。

21歳ヒロ君も、アメリカ生活に慣れて

「到着時間がわからないんで、現地でホテルとります。
翌日、ロサンゼルスにサンノゼ空港から発つので」
とメッセージくれてたし。

こちらは、アメリカのお父さん的存在の人が
午前中に到着するつもりで、色々準備して
私たち家族を首を長くして待っていたし


さて現在の私。
コンパッションを学んで、実践し、コンパッション筋を
鍛えているうちに、寛容さが増したんですよね。
(以前の私は、律儀で完璧主義傾向大。なので人を待たせたり、遅れると
心がざわつく人だった)

自分でコントロールできないことは手放して
今、できることにフォーカス。
コンパッション筋が増してから、イライラが軽減して
人や物事に寛容になれて、人生がかなり楽になった

ちなみにアメリカでは、クリスマスの家族団欒を
とても大切にします(映画でもそんなシーンが多いですよね)
家族で前日から集まってテレビ見たり、まったりしながら
早めのディナー(だいたい16時ごろからスタート)
食後は、みんなでスポーツ観戦したり、団欒・談笑しながら過ごす

目的地のカーメルバレーに着いた頃、あたりは暗く
クリスマスディナーには3時間遅れちゃったけど

笑いながら待っててくれる、アメリカ人家族たち

初めて会うヒロ君にも、クリスマスプレゼントを
しっかり用意。彼の好みがわからないからと、

「メールアドレス教えて!」

と、さらに『スタバのEギフト券七千円』相当を
その場でスマホで送るという気遣いと優しさ。


今宵の寝床は、こちらのエアベッド。
夜行列車で揺られた体には快適だったそうで
翌日9時ごろまで、ぐっすりだったヒロ君。

空気ベッドに見えない、立派なエアベッド

アメリカ人の大らかさ、好きだなぁー

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