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Japan Mobility Showに行ってきた!


始めに:久々の車系イベント

コロナも落ち着き、制限なく行動できるようになってから初めての大型イベント。
私にとっては1月のオートサロン以来、約10カ月ぶりの自動車展示イベントでとても楽しみにしていた。
モビリティーショーの開催自体、2019年を最後に4年ぶりとだけあって周りのボルテージも最高潮に感じた。

待機中の1枚

今回は大学の後輩らと来場したが、待機中も観覧中も車系の話しかしていなかった(笑)

この時、失敗したのがTシャツで行ったこと。
下は薄手の七分丈のズボン、上は23号車のポロシャツと完全に服装を間違えた。
ちゃんと寒かった・・・(泣)

最初は南ホールから

後輩の意向でグッズを早めに確保するために南ホールから攻めていくことにした。
入り口でお出迎えしていたのはアーカックス。
以前、アマゾンで水道橋重工から1億円ほどで販売されていたクラタスと同系統の4脚のロボット。
上半身をよく動かしていて、男の子の心を鷲掴みしていた。

アーカックス

アーカックスの隣のブースにはオートサロンブースか構えており、フォーミュラドリフトジャパンで走行したカッレ・ロバンペラ選手のカローラや東京国際カスタムカーコンテスト2023のドレスアップカー部門最優秀賞を受賞したVeilSideのRZ34などが展示されていた。

フォーミュラドリフトジャパンで活躍したカッレ・ロバンペラ選手のカローラ
東京国際カスタムカーコンテスト2023のドレスアップカー部門最優秀賞 
VeilSideのRZ34

その流れでタカラトミーブースへ移動。
限定トミカや先行販売モデルなどを販売しており、私も限定トミカのRZ34と先行販売のR35 NISMO(MY24)の2つを購入した。
限定トミカのRZ34は車体にラメ塗装がされていたがヘッドライトはペイントだった。(これまで販売されているRZ34と同様の塗装であった)
R35 NISMOはホイールやリップスポイラー、サイドスカートなどに配された赤いラインが良いディテールを醸し出していた。

RZ34(右)とR35(左)

それ以外にも、日本スーパーカー協会ブースにはFerrari F40やケーニグセグレゲーラなどの超高級スーパーカーが多く展示されており、ちびっこたちには大人気だった。

Ferrari F40
ケーニグセグ レゲーラ

場所は変わって西ホールへ

スーパーカーで気分が満腹になったところで、西ホールへ移動した。
西ホールはスペシャルステージや体験乗車コーナーなど、体験型のブースが多くそこは時間の関係上スキップした。(乗りたかった・・・)

また、西ホールには工業製品関連の展示もあり心をザワつかせる面白いものが多かった。

ここで私が唯一体験した、学生フォーミュラ選手権のブースについて書こう。

今年度戦ったマシンの展示の隣に、アセットコルサを用いた体験ブースが設けられており、久々のレーシングゲーム体験となった。

私が代表を務める大学のサークルで週に一度レーシングゲームを使った活動をしており、アセットコルサも良く使っている。
私自身、そこまでハンコンを使ったレーシングゲームはサークルの活動以外ではやらないので、他のメンバーよりか下手である。

実際に使われたマシンやコースをアセットコルサに落とし込んだとのことで、ワクワクしていたのだが少し難しいなと感じた。
アクセルワークはそこまで求められないものの、ハンドルワークが大変だった。
コーナーやスラロームのひとつひとつがキツく、どの程度の速度域で侵入すべきか悩んだ。
しかし、マシンがかなりクイックに反応してくれるためそこまで速度を出さなくても問題なさそうだなと感じた。

マシンやコースは実際に限定公開されているとのことだったので、今後サークルで使われる頻度は高くなるだろうなと思った。

体験していて少し難しいなと感じつつも中々楽しく遊ぶことが出来た。

京都工芸繊維大学の車両(2023年のチャンピオン)
コントロールがかなり難しかった・・・

閑話休題:昼休憩に素晴らしい出会いが・・・

西ホールでの観覧を終え、タイミング的にも昼休憩を挟もうと屋外休憩ゾーンへ。
フードトラックが軒を連ねていたので、昼食も兼ねた。
そのフードトラックで販売されていたものが思っていたよりも高かったのだ。
1杯1000円もする牛肉チャーハンを今回購入したのだが、サイズが小さすぎて残念に思った。
「こんなこじんまりとした量で1000円か・・・。」とゲンナリしながら「高い軽食」と思うように素早く完食した。

そんな中、近くに整備された花壇を見つけた。
「これは写真映えするのでは?」と思いカメラでおもむろに写真を撮り始めた。

素晴らしきかな。

この日撮影した写真の中で一番の出来のものが撮れたのだ。

沈んだ気分も一瞬で回復した。

しかも、軽食を食べている中に降った通り雨で花に残った露がとてつもない雰囲気を醸し出していたのだ。

我々の本命、東ホールへ

気分も上々に、東ホールへ移動する。
ここは日産やホンダ、トヨタ、マツダなどの有名自動車メーカーが軒を連ねる、モビリティーショーのメインブースと言わんばかりのホールだ。
イベント開催前から巨大な発表を各メーカーが行っていたため、来場者の集中もそこが一番集まっていた。

ダイハツのブースではこれまで販売してきた自動車やコンセプトモデルの展示を行っていた。
コペンのコンセプトモデル、「VISION COPEN」が目玉で初代モデルのフォルムを踏襲しつつも電動化の流れを組む、洗練されたデザインをしていた。

エンジンも今後でてくる、カーボンニュートラル燃料や水素燃料にも対応できるとされている。

VISION COPEN
初代シャレード
初代ミラ

隣りに構えていたのはトヨタ。
コンセプトモデルを大量に発表し、SNSでの話題をかっさらっていったメーカーの一つ。

特にGRブランドのコンセプトモデルには多くの来場者が集まって写真を撮っていた。

TOYOTA RANGGA Concept
TOYOTA FT-Se

そして、最も話題を生んだのがマツダ。
ロードスターとも、RXシリーズともとれるこの車は、「MAZDA ICONIC SP」。
スポーツタイプ特有の流線形をボディに艶のあるレッドカラー。
その場で拝むことはできなかったが、開閉式のリトラクタブルライトも搭載。
まさにバブル期の車のリバイバルを見ているような感覚になった。

リトラクタブルはバブル期ごろの車が好きな私にとっては衝撃的な復活を遂げているようであった。

MX-30に発電用ではあるものの復活を遂げたロータリーも搭載するという変態ぶり。
ICONIC SPに搭載されるロータリーも発電用ではあるが、2ローターを搭載するのだとか。

一緒に行動していた後輩からは「過去に公開されたマツダの公式映像にICONIC SPのシルエットが登場しており、それがそのままでてきた」と言っており、「まさにマツダ渾身の熱意あるコンセプトカー」であると。

カーボンニュートラル燃料や水素燃料にも対応した自由で拡張性の高いロータリーEVは、MX-30やICONIC SPを起点にどのような発展を遂げるのか。
その動向に目を向けていきたいと思う。

MAZDA ICONIC SP
復活したリトラクタブルヘッドライト
一番注目されているためこの人だかりである。

そのほかにも東ホールには三菱やLEXUS、BMWといった国内外の有名メーカーがブースを構えており、三菱ではアジアクロスカントリー選手権で活躍したトライトン ラリーアートの展示、LEXUSは近々導入予定のLF-ZCなどの展示、BMWはサステナビリティに特化したVision Neue Klasseの展示といった、様々なモーターシーンに生きる車の姿を見ることができた。

LEXUS LF-ZC
三菱 トライトン ラリーアート
BMW Vision Neue Klasse

第二の本命モータースポーツゾーン

我々が東ホールの次に本命と言っても過言ではないモータースポーツゾーンを最後に巡った。

ここでは、これまでのモータースポーツシーンを彩ってきたマシンたちが多く展示されている。

この日、スーパーフォーミュラの最終戦がパブリックビューイング形式で観れるということもあって真っ先に向かった。

終始、太田がリードを保ち、それを追うローソン、宮田、野尻のオーダーでトップを追いかける展開が続いた。
ローソンと宮田の順位によってチャンピオンシップの順位が変わる。
野尻はトップを奪還しなければチャンピオン獲得は難しい状況。

前日のレースの笹原と大津の130Rでのクラッシュにより、他選手同士の争いは少ないように感じた。

最終的に完璧なレース展開をした太田が自身初の最終戦優勝を獲得。
ローソンが2位、宮田が3位というポディウムとなった。
これにより宮田が自身初となるシリーズチャンピオンを獲得し、野尻の3連覇を阻止する形となった。

個人的にはまさかこの会場でレースを観ることになるとは思ってもいなかったが、目まぐるしく変わっていった今シーズンの締めくくりを他の来場者と共に迎えることが出来たのは、貴重な経験になったなと感じた。

TOYOTA GR010
MOTUL AUTECH NISMO GT-R(手前)とSUBARU BRZ
Redbull RB19
太田による最終戦優勝の瞬間
自身初のチャンピオン獲得に喜ぶ宮田

最後に:久々の開催に燃えた一日

4年ぶりの開催となったジャパンモビリティーショー。
各メーカーの威信をかけた自動車づくりを間近に捉えられる絶好の機会だったと私は思う。

一度消えかけたスポーツカーの灯は、EVやカーボンニュートラル燃料といった新たな形となって我々ファンのもとに帰ってくるということが約束された様な感覚がした。

私が最後に来場した時というのは、EV元年の年として乗用車以外の小型ビークルやまだ波が大きかったガソリン車の展示がメインだったと記憶している。
それから約4年の月日が経過し、EV車は目覚ましい進化と発展を遂げた。
つまり、EVと燃料のハイブリット、共存を描いていたと、私は感じることが出来た。

閑話休題その2:回覧中に感じたこと

様々なメーカーや車たちの展示を見ていく中で、やはり子供連れが多かったと感じた。
丁度、日曜日でだったので家族で遊びに来たというような人々が多かった。
子供向けの体験アトラクションの様な出展も目立ったのでそれ目当てな家族もいただろう。
子供というのは絶えず様々なことに目が向くため、親たちも必死にコントロールしていたであろう。

しかし、今回の来場で非常に気になったのは「展示品を触る行為」だ。

もちろん、「触ってもOK」という掲示がなされているなら全く気にしなかったが、「触らないでください」という掲示が出ているのにもかかわらず触ってしまう行為が所々で目立っていた。

普通というか、こういった展示イベントなら当たり前かもしれないが、子供が展示品に触ったり触ろうとしたときにはキツく注意するだろう。
だが、注意する親がちらほらとしか見かけなかったのだ。

これは展示品にもしものことがあったときに、どう親が責任を取るか。
大抵、注意しない親というのは「子供がやったこと」として責任を放棄するか「私はその時見ていなかった」として逃げるかのどちらかだ。

先にも述べたように子供は様々なものに興味を持ち、どんな手段も取らずどうにかしようとする。
それをきちんとセーブさせるか、親が良い手鏡になるよう願いたいところだ。

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