就活して感じる自身の価値観
私は2023年5月に就活を始め、2024年4月に就活を終えた。結果的には、3月末に内々定をいただいた企業に入社をすることに決めた。
就活前には、どんなことを生活の中で重視して生きてきたのか、何に対してやりがいを感じてきたのか、自分自身を理解していると思っていても、就活を終えた時点の価値観とは乖離があった。
乖離があったというより、言語化する過程で明確になったというべきか。
改めて就職活動をすることは、私自身の成長のために必要なステップの一つであったのかもしれない。
就職活動を終えた段階で言えることはただ一つ。
就職活動のような人生の一大イベントを迎えたからといって、20年間で作り上げた価値観を上回るほどの変化は感じられないこと。
これが20年間で作り上げた価値観であったのかと俯瞰して見られることである。
だからこそ、自分自身を大きく見せるのではなく、自分自身のこれまで作り上げた価値観、取り組みを相手の価値観で評価してもらうことが重要だと思う。
ここでいう相手の価値観での評価は、選考がうまくいかないからと言って決して自分自身が全否定されたわけではなく、相手とのマッチングがうまくいかなかったと評価することができる。
就職活動の前には、たくさんの企業から内定をもらい多くの選択肢の中からより条件の良い企業、有名とされている企業に就職したいと多く人が考えるかもしれない。私自身もそのような考えを少なからず持っていた。
しかし就職先が一つであることを考えるとそのような発想がいかに非効率的であるか容易に考えることができるはずだ。
このように就職活動という中では、一般的に考えればわかるようなことでも、正しい知識、経験が少ないことにより、目指すべき姿、有名企業から内定をいただきたいという承認欲求を抑えることができず、正しい判断ができなくなる場合もある。
これは就職活動でなくても起こることであり、正しい価値観や意見が頭の中にあるにも関わらず、正しい判断を下すことができない。
理性の問題なのか、それともそれを上回るだけの知識がないのか。信憑性のある意見が聞ける環境がないのか。経験が少ないから起ころうることなのか検討しなければならない。
改めて就職活動をする上で自分自身に対する理解が言語化することができるようになったと感じる。しかしそれと同時に常に価値観が変化し、就職活動という言語化が求められる環境に関わらず、自身を理解しておくことで一般的に正しいとされている判断に捉われることなく、自身の価値観の中で選択することができると思う。
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