撮影の合間に_2021年公開予定映画『Songs For My Son』制作日誌_vol.18

『Songs For My Son』制作日誌 vol.18
2020年10月20日 投稿者:監督・和田昌宏

映画撮影も少し落ち着いたので、最近はなるべく美術展や映画館に行こうと思い、時間があるときには少し回るようにしていました。

ヨコハマトリエンナーレ2020も最終日前日ギリギリに2回目を見に行き、前回来た時に見られなかった映像作品や、飯川雄大君の作品も見ることができました。長めの映像やドキュメンタリー的な作品が多い中、飯川君の作品はダイナミックに空間を変容させてくれて、とても清々しく、見知らぬ人と恐る恐る壁を押す体験は、観客として純粋に楽しみながら、ドキドキできました。作品鑑賞は予約制&入場制限があったりして、多くの人が鑑賞できるタイプの作品ではないので、ヨコトリに来るほとんどの人が体験できないので、それがかなり勿体ないな、と思いました。(自分も1回目の訪問時は見られませんでした)

あとは、最近、映画館で『ようこそ映画音響の世界へ』という映画を見に行きました。映画における"音"がいかに重要かを改めて確認することができて、ホント勉強になりました。多少は知っていたけど、映像に合った音を作るってすげえ!と普通に感動しました。トップガンで、戦闘機の音ってああいう音なんだと思い込んでいたら、トラとかライオンとかの声も入れて作っているって知らなかったです。皆さん、知ってましたか!?低予算映画はどこまでできるかな?という感じだけど、ほんと重要なんだなー、と思いながら、改めて少し不安になったり、楽しみになったり。

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